キマダラコウモリ
2021・7・24豊根村坂宇場(1150m)
食餌・キリ・カキ・ジャガイモ 他
コウモリガ科
幼虫は葉ではなく材部に食い込むとされる。樹木を枯らす害虫扱い。
県内の記録はやや少なめ
20
コウモリガ
2021・10・7 豊川市千両町(50m)
食餌・各種樹木の木質部
コウモノガ科
前種に似るが前翅に白斑が無い
記録はやや少ない
21
ボクトウガ
2015・8・8 豊川市足山田(76m)
食餌・小昆虫類等
幼虫はクヌギやナラの幹に食い入り樹皮下を食す。またその傷から出る樹液に集まって来た者達をも捕食するという。成虫は夏に出現。県内の記録はやや少なめだが普通にみられる。73
ゴマフボクトウ
2015・8・7 豊川市上長山(94m)
食餌・各種広葉樹の幹に穿孔
ボクトウガ科
真夏のライトに飛来し、なかなか止まらないで這いずり回る。市内でも県内でも記録は多い。
各地でいたって普通に見られる
75
ハイイロボクトウ
2015・7・20 豊川市豊川水門(5m)
食餌・ヨシ
ボクトウガ科
県内の記録は少なくないがヨシを加害することから低地寄りのようだ。市内ではこの個体のみの確認。
78
オオミノガ♂
2018・5・18 新城市富岡(120m)
食餌・広食性
前翅翅頂はチャミノガに比べて尖り、前縁部と後縁部は暗赤褐色。それ以外は暗色。所々に半透明紋がある。かつてはどこでも見られたミノムシの親だが、近年天敵が原因で激減しているという。684
チャミノガ♂
2022・7・2 豊川市平尾町(64m)
食餌・広食性
前種に比べ一回り小さい。前縁には赤みが無く、外縁付近に2ヶ所の透明斑を持つ。愛知県の記録はやや少なめくらいだが灯火への飛来は少ない。688
クロツヤミノガ
2021・5・14 豊川市曙地区(20m)
食餌・きわめて多様
ミノガ科
ニトベミノガに酷似する。翅は紫がかった光沢があり、低地寄りに多く、出現時期が4月下旬から6月中旬と早い。県内の記録は少なめ。
694-2
ニトベミノガ
2021・7・9新城市七郷一色(250m)
食餌・各種広葉樹 他
前後翅共に一様に光沢のある黒褐色。低地~山地で夏季に見られる。
愛知県の記録は少なめ
694
キノコヒモミノガ?
2020・6・25 豊川市千両町(150m)
食餌・キノコの一種
ミノガ科
この仲間は複数種存在するとも言われているようだ。
キノコヒモミノガなら愛知県の記録は少なめで、それ以外なら不明
694-3
クワコ
2020・6・6 豊川市平尾町(65m)
食餌・クワ ヤマグワ
カイコガ科
カイコの野生種と考えられている種。前翅翅頂部から外縁中程まで濃色。
普通に見られる
2984
オオクワゴモドキ
2020・6・2 設楽町三都橋(620m)
食餌・各種のカエデ類
カイコガ科
クワコにやや似るが、外縁が鋸歯状となる。また、前翅翅頂に黒斑を持たない。
やや少なめな普通種くらいか
2985
カギバモドキ♀
2021・8・8豊根村坂宇場(1000m)
食餌・ナツツバキ ヒメシャラ
地色は茶褐色で翅頂からの黒褐色線が目立つ。♀は翅頂が尖りカギバガ科のオビカキバ等に似る
愛知県の記録は少ない
2986
カキバモドキ♂
2022・8・19 設楽町裏谷(920m)
食餌・ナツツバキ ヒメシャラ
♂は♀に比べて翅頂が丸く、触角は櫛歯状。
愛知県の記録は少ないが裏谷では度々出会う。
2986
スカシサン♂
2020・8・8豊根村坂宇場(1150m)
食餌・タンナサワフタギ 他
カイコガ科
前翅は濃褐色で、翅頂付近にある半透明の紋は細長い。
愛知県の記録は少なめ
2987
スカシサン♀
2020・8・8豊根村坂宇場(1150m)
食餌・サワフタギ 他
カイコガ科
♀は♂に比べ淡色で、翅頂付近の半透明紋は小さい。
2987
モモブトスカシバ
2014・6・30 豊川市金沢(45m)
食餌・アマチャヅル
スカシバガ科
やや似た種が数種いるが、胸部背面や後脚腿節鱗毛は黒褐色で、後脚胕節は長くない。
愛知県の記録は少なめ
1056
ヒメアトスカシバ
2014・6・28 豊川市足山田(70m)
食餌・ヘクソカズラ ツタ
スカシバガ科
前翅は黒みがかった赤褐色で、腹部第2・4節に黄色帯がある。身近に見られるスカシバとされ、愛知県の記録は普通。
1057
ムナブトヒメスカシバ
2012・7・8 豊川市足山田(70m)
食餌・ノイバラ 栽培バラ 等
スカシバガ科
前翅は黒褐色で、中室内の透明紋は非常に細長い。中室外方にも透明紋があり、♂は4紋、♀は無いか有っても1紋。記録はやや少ない
1064
コシアカスカシバ♂
2018・9・17 豊川市曙地区(20m)
食餌・クヌギ コナラ 他
スカシバガ科
2020年現在、唯一ライトに飛来したスカシバ。大型のカシワスカシバの♂(未)に似るが、頭部に青い光沢は無い。愛知県の記録は少なめ
1053
セスジスカシバ
2020・9・19 設楽町田峯(620m)
食餌・キイチゴ類
スカシバガ科
晩夏に出現する種で腹部の模様はスズメバチ類に似るが、色彩の変異は大きいとされる。
愛知県の記録は普通レベル
1062
ヒメコスカシバ
2021・5・6 豊川市金沢(50m)
食餌・カキ クリ 他広食性
スカシバガ科
この仲間で最も小型。腹部の第2・4・6節の後縁部に黄色の細い帯がある。
愛知県の記録は少ない
1045
カノコガ
2015・6・4 豊川市足山田(70m)
食餌・タンポポ スギナ 他
ヒトリガ科
胴体が太く、腹部に黄色い帯があるのはスカシバガに似るが、翅は黒地に白い紋を散らす。各地に普通で、腹部がほぼ黄色いキハダカノコは愛知県では稀 3394
ミノウスバ
2011・11・8 豊川市御津山(40m)
食餌・マサキ ニシキギ 他
マダラガ科
黒っぽい半透明な翅とオレンジの腹部で独特な蛾。晩秋に人家の生垣等に植えられたマサキ周辺で見かけることが多いが、出現期間は短め。
1337
ホタルガ
2020・6・15 豊川市曙地区(20m)
食餌・ヒサカキ サカキ
マダラガ科
紅色の頭部と黒褐色の前翅がホタルを連想させる。前翅の白帯は前縁から後角部に達する。
各地でかなり普通に見られる
1343
シロシタホタルガ
2015・6・12 豊川市足山田(70m)
食餌・サワフタギ 他
前種に似るが白帯は後角かなり手前で後縁に達する。後翅の基部寄り3/5程が白い。郊外の林縁くらいから山地までサワフタギ類があれば普通に見られる。1344
キスジホソマダラ
2015・4・27 豊川市千両町(290m)
食餌・ススキ ササ類
前翅は暗黒褐色で、黄色斑は細長い。記録はやや少なめだが比較的見られる。黄色斑が丸いヤホシホソマダラも愛知県で記録されているが少ない。1350
オキナワルリチラシ
2020・8・29 設楽町田峯(620m)
食餌・ヒサカキ ヤブツバキ 他
♂の触角は両櫛歯状。前翅は黒褐色地に白斑を散らす。後翅は白が基調で外縁寄りが瑠璃色とのまだらとなる。愛知県の記録は少ない
1340
ルリイロスカシクロバ
2014・3・25 豊川市財賀町(140m)
食餌・ヤブカラシ ツタ ノブドウ
マダラガ科
口吻は褐色とされているが、黄色味が強い。前翅後縁付近が近似種に比べ濃色にならない。
出現時期は3月と早く、記録は少なめ 1357
アゲハモドキ
2011・8・19 豊川市金沢(50m)
食餌・ヤマボウシ ミズキ 他
アゲハモドキガ科
ジャコウアゲハに擬態すると言われるが、♂の薄暮活動時の飛び方は比較的高い位置を速めに飛ぶ。愛知県の記録はやや少なめな普通くらいか 2941
キンモンガ
2020・8・29 設楽町田峯(620m)
食餌・リョウブ
黒地に黄色の斑紋で間違える種類はいない。地域によっては黄色の部分が白くなるものもいるという。
各地の林縁でいたって普通で、昼間飛ぶ姿が良く見られる 2943
イカリモンガ
2017・4・15 豊川市千両町(120m)
食餌・イノデ(オシダ科)
昼行性の種で、テングチョウに似た雰囲気がある。茶褐色の地色で、やや外縁寄りに橙朱色の錨型の紋がある。翅頂は凹み、ベニイカリモンガとの区別点の一つとなる。各地の林縁で比較的普通に見られる。2960
オビガ
2022・8・18豊根村坂宇場(1150m)
食餌・スイカズラ ハコネウツギ他
オビガ科
翅の色は濃淡の変異が多いと言われる。翅頂付近から後縁3/5に達する細くはっきりした黄色帯が目立つ。
愛知県の記録は多めだが、自身はたまに出会える程度 2982
イボタガ
2021・3・19 新城市富岡(120m)
食餌・イボタノキ ネズミモチ 他
イボタガ科
大きなものは開長10㌢を超える大型の蛾で、似た種類はいない。
春に見られるが、最近は平地では減りつつある傾向にあるようだ。
2988