その他のハマキガ亜科

ビロードハマキ♂

2022・9・14 豊川市千両町(290m)

食餌・カエデ アセビ ツバキ 他

 

ハマキガの中では大型種で、止まり方は楕円形。

愛知県では普通種のようだが、出会う機会は少ない。

80

ビロードハマキ♀

2023・9・29 豊川市平尾町(65m)

食餌・カエデ アセビ ツバキ 他

 

♀は一回り大きく、淡黄色の部分の割合が多い。

 

80

カタカケハマキ ♂

2020・6・20 設楽町田峯(620m)

食餌・バラ科 クスノキ科 ブナ科

 

アトキハマキに似るが反り返りが大きく淡色となる。局地的傾向にあるようで多くの場所では未確認。山間部でも特定の場所に多い。

88

カタカケハマキ ♀

2018・6・22 新城市作手(520m)

食餌・ツツジ科 ユズリハ科 他

 

アトキハマキの♀に似るが前翅翅頂の張り出しがやや弱め。

♂に比べるとライトへの飛来数は少ない

88

アトキハマキ ♂

2016・5・23 豊川市千両町(120m)

食餌・サクラ ナシ ドクダミ 他

 

♂♀ともに翅の幅がかなり広い。カタカケハマキより前翅翅頂の突出が強く、反り返りが淡色にならない。

県内では普通種で豊川市内でもまあまあ見かける。89

アトキハマキ ♀

2018・6・9 豊根村坂宇場(1150m)

食餌・サクラ ナシ モミジ 他

 

♀もカタカケハマキより翅頂の突出は強い。かなり大型になるものもいる。♂に比べてライトに飛来する機会は少ない。

89

クロシオハマキ ♂

2016・7・26 足山田地区(70m)

食餌・クサギ ユズリハ ツバキ他

 

一度に多数見られることはないが、普通に見られる。

中央が淡色となる独特の斑紋で見間違える種はいないと思われる

97

クロシオハマキ ♀

2019・4・22 新城市富岡(120m)

食餌・クサギ ヒメユズリハ 他

 

♀は茶褐色で目立つ斑紋は無いが突出した翅頂は黒ずむ。♂に比べてライトに飛来する機会が少ないように思われる。

97

チャハマキ ♂

2021・10・16 豊川市平尾町(65m)

食餌・チャ ミカン ネム 他

 

イカを連想させるフォルムを持つ。

 

何処でも見られるごく普通種。

126

 

チャハマキ ♀

2020・6・6 豊川市平尾町(65m)

食餌・チャ ミカン ネム 他

 

♀はアトキハマキ♀と共にビロードハマキに次ぐ大型種の部類。

♂同様に見る機会はとても多い。

 

126

オオアトキハマキ ♂

2018・6・22 新城市作手(520m)

食餌・ブナ科 バラ科 マツ科 他

 

♂♀とも幅が広くて♂の前翅基部の反り返りは小さい。

愛知県の記録はやや少なめな普通種くらいか。自分はまだ2回のみ

90

アトボシハマキ ♂

2020・6・12 豊川市千両町(150m)

食餌・ブナ科 マンサク 他

 

静止時に中央基部近くに特徴的な黒い三ツ星がある普通種。

♀の模様はたすき帯のある仲間

 

107

アトボシハマキ ♀

2016・6・18 豊川市萩地区(240m)

食餌・ブナ科 マンサク ナツハゼ他

 

♂は何度も見ているが♀は現在この一頭のみ確認。全体的な翅形は♂と同じく独特な感じを受ける。

似た種 リンゴオオハマキ♀

マツアトキハマキ ♂

2017・8・13 豊川市萩地区(180m)

食餌・マツ スギ モミ

 

麻雀牌の八索のようにMが向き合ったような独特の模様をしている。豊川市内にも県内にも多産するようだ。

91

マツアトキハマキ ♀

2020・6・6 豊川市平尾町(65m)

食餌・マツ スギ モミ

 

♂よりも複雑な紋様になっている。

かなりの普通種で見る機会は♀の方が多い。

 91

 

ムラサキカクモンハマキ ♂

2018・5・29 豊川市平尾町(65m)

食餌・ヤナギ カエデ コナラ他

 

斑紋は暗紫褐色で、薄紫色の縁取りが♂で目立つとされる。 

豊川市内では少なめ。愛知県でも記録は少ない。

102

ナカジロハマキ(夏型)

2016・6・10 豊川市本宮山(750m)

食餌・ケヤキが知られる

 

夏型は基半部が白、外半部が茶色と染め分けられている。 県内は記録もどちらかというと少なめな様子。

 207

ナカジロハマキ 越冬型

2020・5・15 設楽町田峯(620m)

食餌・ケヤキが知られる

 

晩秋~早春にかけて見られる個体は別種のように見え、全体が灰色がかり外半部は暗色となる。こちらの型の方が大きめ。

207

フタモンコハマキ

2020・5・29 設楽町田峯(620m)

食餌・枯葉

 

極端に短いたすき紋があり前縁に二つの紋が並ぶように見える

さほど似た種はいないと思われる。

平地でもたまに見られるが低山地より上に多い。137

タテスジハマキ

2018・7・13 設楽町田峯(620m)

食餌・トドマツ モミ イチイ 他

 

前翅に4本の銀のラインが走る。

クロタテスジハマキに似るが、前縁の銀ラインが倍くらい長い。

山地で記録されるがやや少ない。

98

クロタテスジハマキ

2021・8・6豊根村坂宇場(1250m)

食餌・トドマツ シラビソ モミ

 

前種に似るが後縁寄りの銀筋を欠き、前縁寄りの銀筋は短め。地色はより暗い。

愛知県の記録は少ない

99

ナガレボシハマキ

2022・7・1 設楽町裏谷(900m)

食餌・不明

 

色合いはクロタテスジハマキに似るが、中央の銀帯が分断され、そこから斜に流れる。

愛知県の記録は不明。

99-2

ツマモンエグリハマキ

2018・7・14豊根村坂宇場(1150m)

食餌・ナナカマド カエデ 他

 

とても特徴のある色彩で似た種はいない。

愛知県での記録は少ないようだ。

183

キボシエグリハマキ

2023・9・14豊根村坂宇場(1150m)

食餌・サワグルミ

 

前種に似た翅形で前縁に黄白色の半円紋がある。

愛知県では山地性で少ない。

184

 

ミスジマルバハマキ

2020・5・30 設楽町田峯(620m)

食餌・アカマツ

 

褐色地にオレンジ色の帯が三本という独特な色彩のハマキ。

愛知県の記録は少ない

168

チャモンギンハマキ

2023・7・14豊根村坂宇場(1150m)

食餌・ヤナギ類

 

大図鑑ではツマグロギンハマキ。ここでは標準図鑑に従った。このポイントでは比較的見かける。豊川市でも記録されているようだ。

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シロオビギンハマキ

2018・8・11豊根村坂宇場(1150m)

食餌・オオモミジ

 

前縁は焦褐色でその内側に白くぼやけた白帯がある。

県内の記録は少ないようだ。

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ツマグロギンハマキ

2022・6・24 設楽町裏谷(900m)

食餌・ヤナギ類

 

前縁に幅の広い焦げ茶色の三角紋があり、その縁に沿って白色帯が走る。大図鑑ではチャモンギンハマキ。愛知県での記録は見当たらない   

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