ナラクロオビキバガ   

2021・4・10 豊川市平尾町(65m)

食餌・コナラ

モンキバガ亜科

 前縁のやや外寄りにある半円型の黒紋の周りを白斑が綺麗に取り囲む。小さくて目立たないが普通に見られる

1256

ニセナラクロオビキバガ  

2015・8・29 豊川市千両町(150m)

食餌・コナラ

モンキバガ亜科

 前種に酷似し、より小型。前縁の黒紋の周りの白斑は基部側でごちゃごちゃと黒斑が混じる。

前種と同じくらいの記録があるようだ。1256-2

シロクロキバガ

2022・7・1 設楽町裏谷(920m)

食餌・ナナカマド

 

基半部は前種等に似るが外方は肛角付近を除き黒い。

山地で見られるが愛知県の記録は少ない

1258

ハギノシロオビキバガ  

2020・5・5 新城市富岡(120m)

食餌・マルバハギ ヤマハギ

カザリキバガ亜科

ナラクロオビに似た雰囲気もあるが

中央の黒帯と翅頂の黒斑は繋がる。

普通種でいいようだ。

1261

シロモンクロキバガ  

2018・5・1 新城市作手(500m)

食餌・コナラ

 

前種等より白い部分が細い。

前胸と中胸の中心にある白縦条が目立つ。

低山地辺りで普通のようだ

1270

ウバメガシハマキキバガ 

2018・6・29 豊川市千両町(150m)

食餌・コナラ ウバメガシ

モンキバガ亜科

 クロオビシロキバガからの和名変更

記録自体はやや少なめだが普通種

 

1259-2

スリサンキバガ

2017・5・1 豊川市足山田(70m)

食餌・

キバガ亜科

頭部は灰白色、胸部は暗灰褐色で小楯板は白。前翅前縁から後縁基部寄りへ向かう3本の黒帯は中央部でわずかに途切れる。最近の記録は増えつつあるようだ。1260-2

ワタナベクロオビキバガ

2020・5・15 設楽町三都橋(620m)

食餌・コナラ ミズナラ

  モンキバガ亜科

灰銀色の前翅に3本の黒条が斜めに走る。

愛知県の記録は普通

1257

クロオビハイキバガ

2020・8・8豊根村坂宇場(1150m)

食餌・ヌルデ

 モンキバガ亜科

前翅は淡灰色で、基部に太い黒帯が斜めに走る。前縁中央部に大きな台形紋が現れるが、個体によって濃淡がある。愛知県の記録はやや少なめ

1259

イシガケモンハイイロキバガ

2021・5・23 設楽町田峯(620m)

食餌・カラコギカエデ

 

白灰色の前翅に特徴的な黒帯が走る。

 

愛知県の記録は少なめ

1259-5

イッシキチビキバガ   

2017・6・16 豊川市萩地区(150m)

食餌・

キバガ亜科

 ヒメイッシキチビキバガに似るが、本種には前翅中室端に白色鱗に縁どられた小黒点がある。

比較的普通に見られる 

1260

ヒメイッシキチビキバガ

2017・5・20 豊川市千両町(95m)

食餌・

キバガ亜科

イッシキキバガに似るが中室端の白色輪に囲まれた黒点は無く、代わりに中室中央に黒点が良く目立つ。

県内の記録は少ない。

1260-2

キボシキバガ

2018・5・5 設楽町三都橋(650m)

食餌・

モンキバガ亜科

 前翅は灰褐色で、前縁2/5付近にある黒色紋を囲むようにして灰色の輪が出来る。その輪が中室2/3に当たる部分に不定形の橙黄色斑がある。

愛知県の記録は少ない 1257-2

コキボシキバガ

2023・5・27 豊川市萩地区(220m)

食餌・

キボシキバガに似るがやや小さい。全体に斑模様に見えるため、灰色紋は半円形に見えない。中央部の黄色紋は無いものもいるようだ。

県内の記録は普通

1257-3

キボシクロキバガ

2020・6・4 豊川市千両町(150m)

食餌・

モンキバガ亜科

 前種に似るが大きな橙黄色斑の他に、Sc脈の基部、1/2、終点に1つずつ・中室1/3と中室端にも黄色斑が現れる。記録はやや少なめくらい

1257-4

ウスキボシクロキバガ

2018・7・27 新城市作手(500m)

食餌・

 

キボシクロキバガに似て黄色斑は各所に散らばる。こちらの方が全体的に淡色となる。

愛知県の記録は不明

1257-5

ユウヤミキバガ

2021・5・4 新城市富岡(120m)

食餌・カワラナデシコ

クロマダラコキバガ(未)を暗色にしたような斑紋で地色が暗色の為黒帯や黒点は不明瞭。亜外縁線は白いが目立たない。中室上辺に縦長の橙色斑がある。愛知県の記録はやや少なめくらい 1268

サビイロクロキバガ

2023・3・7 豊川市平尾町(65m)

食餌・ウルシ属・スイバ属・タデ属

 

静止形・色彩はワタナベクロオビキバガや前種に似るが、頭頂~胸部中央にかけて淡色となる。

愛知県での記録は見当たらない。

1259-17

ソバカスキバガ    

2016・11・13 豊川市千両町(95m)

食餌・

モグリキバガ亜科

灰黄褐色地に黒く細かい鱗粉を散らし、中室端に黒い紋が現れる。静止長10ミリ前後と少し大きめ。

 普通種とされるがやや少なめか

 1267

シナノキバガ ?

2021・7・17豊根村坂宇場(1000m)

食餌・

 

頭部~胸部は暗褐色。ラビアル・パルプスは強く上曲し頭頂に接する。前翅はわずかに光沢のある暗褐色で前縁4/5から肛角にかけてやや不明瞭な淡色線を持つ。1249-3

クロホシハイキバガ??

2019・5・25豊根村坂宇場(1150m)

食餌・ハンノキ属(海外記録)

モンキバガ亜科

標準な個体は灰色の前翅に片側9個の黒点があり、胸にも2対の黒点がある。以上、標準図鑑の解説と一致するが、図示されている標本とは異なるので保留。 1259-2

ゴマフキイロキバガ    

2016・5・11 豊川市足山田(70m)

食餌・カシワ

モンキバガ亜科

前翅は淡黄褐色から黄褐色。前縁に4個、後縁に2個の暗褐色三角紋を持つ。中央部には6黒点、前縁3/4から後角に向けてくの字の白帯が走る。 

 記録はやや少なめ 1259-3 

ゴマダラシロチビキバガ

2023・6・9 豊川市曙地区(20m)

食餌・コナラ属

 

頭部は淡黄褐色で胸部は暗褐色。前翅は淡黄褐色で外側ほど暗くなる。前翅前縁側に4つ、後縁側に3つの暗褐色紋がある。愛知県の記録は少なめ 2296

サクラキバガ

2020・6・12 豊川市千両町(150m)

食餌・サクラ類 スモモ

サクラキバガ亜科

 暗褐色の前翅には中室上に菱形に4黒点が並ぶが不明瞭。翅端寄りにやや濃い帯があり、この帯の前縁側にくさび状の白紋がある。

各地で普通に見られる。1280

ツツジキバガ?

2015・6・29 豊川市金沢(45m)

食餌・ツツジ類

サクラキバガ亜科

 コナラキバラ(未)に酷似するが下唇髭第2節は黄褐色でコナラよりも濃い。末端節は同じように黄色。

普通種とされるが記録は少なめ

1279

ツマキキバガ

2021・7・17豊根村坂宇場(1000m)

食餌・

 

頭部は灰白色で翅端に向かう程茶褐色が濃くなる。外縁1/6程は淡黄色で境界線はやや直線的。

愛知県の記録は見当たらない

 1315

ハイマダラキバガ?

2015・9・2 豊川市萩地区(135m)

食餌・

サクラキバガ亜科

 前翅地色は淡褐色から暗褐色で、前翅基部と中室の中央部および中室端に明瞭な黒斑を持つ。触角基節基部下面に基節長よりやや長い1刺毛がある。記録は少なめ 1285-2

キンバネチビキバガ

2023・6・7 新城市富岡(130m)

食餌・

 

胸部と前翅は光沢のある暗褐色。前翅中室から後縁までは橙褐色。中室端に小黒点がある。

愛知県の記録は不明

1260-17

シロホソハネキバガ

2018・7・13 設楽町裏谷(900m)

食餌・

 

かなりの小型種で前翅は細く、白色で橙褐色鱗を散らす。前翅に7つの小黒点を有する。

愛知県での記録は少ない

1263-2

キタモンギンホソキバガ?   

2023・9・9豊根村坂宇場(1150m)

食餌・シラカシ アラカシ

カザリキバガ亜科

最近キタとミナミの2種に分けられた。日本の小蛾類にはプレート写真のみで解説が無い。見比べてみるとキタは縁毛が暗色で、ミナミは淡色なのだが、有効な区別点になるのかは不明 1284-2

ヤマモモキバガ   

2018・8・31 豊川市千両町(150m)

食餌・ヤマモモ

カザリキバガ亜科

 前翅には白色の条線が多数あり、後縁中央から翅頂に向かう斜条が目立つ。愛知県の記録は少なめだが普通に見られる 

1275

スジウスキキバガ

2021・6・8 豊川市大崎町(40m)

食餌・コナラ

 カザリキバガ亜科

前翅は光沢のある黄白色で前縁寄りに濃褐色の細条がある。静止時に二本のハの字条が目立つ。

やや少なめ 1276

 

カギツマスジキバガ  

2023・6・16 設楽町裏谷(920m)

食餌・ヤマハンノキ シラカバ

カザリキバガ亜科 

 この仲間では斑紋がくっきりしている。前縁に並走する黒褐色縦条は太く鮮明。

普通種とされるが愛知県の記録は少なめ。1278

カギツマシマキバガ

2020・5・30 設楽町田峯(620m)

食餌・

カザリキバガ亜科

前種に似るが、前翅前縁の縦条の基半部は辺縁がぼやけるか、細く前縁から離れる。

 1277

カギツマウススジキバガ  

2018・8・11豊根村坂宇場(1150m)

食餌・

カザリキバガ亜科

 前翅は光沢のある白色。前縁に平走する淡褐色縦条は翅頂に達し同色の斜条が後縁基部と中央から走り中央のものは翅頂に達する。

愛知県の記録は少なめ 1278-2

カギツマオビキバガ

2022・7・1設楽町裏谷(900m)

食餌・

 

標準図鑑Ⅲにてカギツマスジキバガと誤記載されている種。現在はこの和名となっている様だ。

 

1277-2

カギツマウスチャキバガ 

2018・6・30豊根村坂宇場(1150m)

食餌・アカシデ

カザリキバガ亜科

 前翅は淡灰褐色で、前縁、後縁から翅頂に向かう斜条・後角付近は白色。翅頂付近は橙褐色で内側を黒色で縁取られる。縁毛は鉛色。

愛知県の記録は不明  1278-3

カギツマドウガネキバガ 

2018・8・3豊根村坂宇場(1150m)

食餌・ヤマハンノキ ダケカンバ

カザリキバガ亜科

頭部・胸部・前翅はやや光沢のある灰褐色でラビアル・パルプスもやや淡い。翅端付近には橙色斑がある。

愛知県の記録は不明

1277-4

カギツマクロキバガ

2021・5・29 設楽町田峯(620m)

食餌・

カザリキバガ亜科

前種に似るが黒みが強く、頭部・胸部・前翅は光沢のある黒紫褐色となる。

愛知県の記録は不明

1277-6

クルミシントメキバガ

2021・9・11豊根村坂宇場(1150m)

食餌・サワグルミ オニグルミ

カザリキバガ亜科

 斑紋や色彩に変異が大きいが、前翅背縁基部から幅広い黒褐色条がある。この配色の型が比較的多いようだ。

愛知県の記録は少ない 1274

クルミシントメキバガ

2021・9・11豊根村坂宇場(1150m)

食餌・サワグルミ オニグルミ

カザリキバガ亜科

 斑紋が薄く全体的に茶色っぽい個体。前縁翅頂寄りの斑紋は比較的安定していて同種と判断。

1274

 

クロヘリキバガ

2020・8・21 設楽町田峯(620m)

食餌・

フサキバガ亜科

前翅は淡黄白色(カフェオレ色)で、前縁外寄りに黒褐色条を有する独特の斑紋。

愛知県の記録は少ない

1320-2

ツマモンギンチビキバガ

2018・7・14豊根村坂宇場(1150m)

食餌・カシワ モンゴリナラ

 カザリキバガ亜科

頭部~前翅は光沢のある銀白色でラビアル・パルプスは多少濃い。翅端部の橙黄色斑の内側には淡褐色帯があり、一部が内方に糸を引くように伸びる。1275-7

アカメガシワギンチビキバガ

2018・9・2 豊川市東上(110m)

食餌・アカメガシワ

カザリキバガ亜科

 前翅はやや暗灰色を帯びる。外方1/5は橙黄色に染め分けられ前縁下で内方に突出する。外縁の黒点2つは大きく、連結する場合も多い。比較的見かける 1275-8                

ギンチビキバガ 

2021・10・2 豊川市平尾町(65m)

食餌・モンゴリナラ

 頭部~前翅は光沢のある銀白色。前翅には目立った斑紋は無く外方は部分的に淡黄土色を帯びる。一部が黒化した個体もあるとされるので、この個体の前胸は黒化なのだろう。

愛知県の記録は見当たらない1275-6

ツマキギンチビキバガ

2018・6・1 豊川市萩地区(150m)

食餌・

二つの型があるようで、やや灰色がかった前翅のやや外寄りに橙黄色斑がある。もう一つは白い前翅の外側2/5が暗褐色に染まるものがあるようだ。愛知県の記録は見当たらない

1275-10

トドマツツツミノキバガ

2022・8・5 設楽町裏谷(920m)

食餌・トドマツ

 前縁は基部から中央まで淡褐色に縁取られる。中央付近に後縁から翅頂方向に向かう細い斜条と外縁寄りに淡褐色の「く」の字条がある。分布は北海道となっているがおそらくこの種と思われる。1277-8

クロバイキバガ   

2017・6・2 豊川市千両町(95m)

食餌・クロバイ

カザリキバガ亜科

 翅頂付近以外はほぼ白い独特な色彩を持つ。

低地中心に増えて来ているようだ                                     

1275-3

チェジュキバガ 

2017・8・1 6豊川市宮路山(270m)

食餌・マメ科(海外記録)

カザリキバガ亜科

 ニセチャジュキバガに似るが、本種は翅頂下に一小点が存在する。

愛知県の記録は少ない

1252-2

キオビキバガ     

2017・7・1  豊川市平尾町(65m)

食餌・コナラ アラカシ

 カザリバガ科カザリバガ亜科

独特な模様をしている。大図鑑時点で番号が離れている本種とヨツモンホソマルハキバガは何故か標準図鑑に載っていない。県内の記録は少なめ 1155

イヌマキミドリスガ

2018・10・20豊根村坂宇場(1150m)

食餌・イヌマキ

ホソハマキモドキガ科

濃褐色地に緑色の鱗粉を散らし、入銀色の斜条が目立つ。

(ブログにて山石下様よりご教示頂きました)

1033-2

オドリキバガ

2014・6・26 豊田市田振(範囲外)

食餌・ヘビイチゴ フユイチゴ 他

 

西三河で見かけた種だが参考までに掲載。愛知県の記録は少なめ。

ストロボの有無で色合いが大きく変わり、この写真は自然光のもの。

1283

オドリキバガ

同個体。

 

ストロボありだとこんな感じに。

何枚か撮影したが、同じだった。

 

 

1283