ムモンフサキバガ  

2017・5・5 豊川市萩地区(200m)

食餌・ウメ リンゴ モモ

 

黄褐色地にかすかな紋様は認められるが、ほぼ無紋。前縁は不連続ながら黒褐色に縁取られる。

比較的普通に見られる

1303

カバオオフサキバガ  

2020・5・23 豊川市千両町(150m)

食餌・アズキナシ コナラ 他

 

前種に似るが前縁の縁取りは無く、全体に赤味が強い。前縁側中央付近はやや淡色で、縁毛は黄褐色。

前種よりはやや少なめ。

1304

オオフサキバガ  

2018・8・12豊根村坂宇場(115m)

食餌・クヌギ コナラ カシワ

 

地色は灰色ががった黄土色で、暗褐色や黒褐色の鱗粉を散布する。3点紋は小さく白色。

愛知県の記録は少ない。

1310 

コゲチャオオフサキバガ

2015・6・29 豊川市金沢(50m)

食餌・フモトミズナラ 他

 

同様に3点紋が白いオオフサキバガに斑紋が似る。外縁沿いがより濃色となる。

どちらも愛知県の記録は少ない

1310-2

クルミオオフサキバガ

2021・7・3豊根村坂宇場(1000m)

食餌・サワグルミ オニグルミ

 

前翅は赤味を帯びた褐色地に不明瞭な細波状の模様。前翅2/3の付近にやや赤みを帯びた暗色斑があらわれ、その内側は白く縁取られる。

やや少なめなくらいか 1309

イッシキオオフサキバガ 

2018・8・11豊根村坂宇場(1150m)

食餌・不明

 

前種らに似るが外縁よりの色調が淡くなる。下唇髭は灰色味を帯びた黒褐色で、3点紋は暗褐色。県内の記録はやや少なめだが、比較的よく見かける  1312

イッシキオオフサキバガ

2024・4・13 豊根村三沢(1050m)

食餌・

 

 

これは普通に見られる斑紋。

 

1312

イッシキオオフサキバガ

2018・8・14豊根村坂宇場(1150m)

食餌・不明

 

カバイロキバガのように後縁と外縁が暗色の個体も時折見かける。同様に3点紋は黒色。 

 

1312

イッシキオオフサキバガ

2021・8・27豊根村坂宇場(1150m)

食餌・不明

 

前翅後縁基部付近に1対の暗色斑が出る個体もよく見かける。3点紋が黒い大型の個体は現時点で本種しかなさそうなので分類。

1312

フジフサキバガ    

2017・6・16豊川市萩地区(180m)

食餌・フジ ヤマフジ ナツフジ

 

中室に暗褐色の四角紋を持ち、翅頂から後角にかけて黒褐色で幅広く縁取られる

比較的普通に見られる

1306

ウスボシフサキバガ   

2018・8・18  豊川市千両町(150m)

食餌・マルバハギ

 前翅は淡黄褐色で黒褐色鱗を散布する。前縁部は不連続に黒褐色に縁取られる。一回り大きいオオウスボシフサキバガ(未)がいる。

記録はそれほど多くないようだ。

1301

ハギフサキバガ

2017・8・16 豊川市宮路山(270m)

食餌・ヤマハギ シロツメクサ

 

前種にやや似るが斑紋はよりくっきりしていて大きく、外縁も暗褐色に縁取られる。よく似るモンフサキバガよりも翅の幅が広い。

1308

コフサキバガ    

2015・9・15 豊川市曙地区(20m)

食餌・シロツメクサ クサネム 他

 

ヒメフサキバガに似るが全体的に色は淡く、頭部は黄褐色。

止まり方は、かなりなで肩。 

記録は少なめ

1302

ウスイロフサキバガ

2023・9・16 豊川市曙地区(20m)

食餌・

 

大きさや静止形はコフサキバガに似る。後縁側が暗色になるのが特徴。

 

愛知県の記録はやや普通

1314-4

キイロオオフサキバガ

2018・9・16豊根村坂宇場(1150m)

食餌・不明

 

斑紋も下唇髭も独特。

 

 愛知県の記録は少ない

1311

 

カバイロキバガ    

2020・6・4 豊川市千両町(150m)

食餌・サクラ ウメ スモモ

 フサヒゲ状ではないが同じ亜科。

二本の太めの下唇髭を合わせるように見せて止まる。前縁・後縁は細く、外縁は太く縁取られる。

普通に見られる

1313

ウスグロキバガ   

2022・9・30 豊川市平尾町(65m)

食餌・ヨモギ

 

下唇髭は前種に似ているが、色調、静止幅は随分違う。赤味がかった灰色で外縁は赤褐色に縁取られる。

愛知県ではやや少なめなくらいか

1314

ウスヅマスジキバガ

2015・6・12 豊川市足山田(70m)

食餌・コナラ スダジイ 他

 

前翅は黄土色で前縁はわずかに淡色。前縁外縁寄りから黄白斜条がある。外縁も黄白細条で縁取られその外は暗褐色の破線。

比較的普通に見られる。1316

ウスアトベリキバガ  

2018・8・16 田原市初立(28m)

食餌・ハゼノキ

 

前翅は黒褐色で後縁1/3は淡黄褐色に縁どられる。

この地方では今までは余り多くなさそう

1287

チャマダラノコメキバガ

2018・10・3 豊川市曙地区(20m)

食餌・コナラ ウバメガシ 他

 

細い小枝を綴った細身のミノムシのような斑紋。

 

1287-3

シロノコメキバガ

2018・6・1 豊川市萩地区(150m)

食餌・コナラ ミズナラ 他

 

前翅前縁中央に黒褐色の不等辺三角斑を持ち、その下縁から翅頂にかけて黄褐色鱗を強く三部する。

やや少なめくらいか。

1287-4

マエウスノコメキバガ ?

2021・8・27豊根村坂宇場(1250m)

食餌・モンゴリナラ

 

中室から翅頂に走る黒色の短条

持つ。前縁翅頂寄りは黒褐色に縁取られる

愛知県の記録は不明

1287-5

ニセクロクモシロキバガ

2017・5・20 豊川市千両町(95m)

食餌・

 

クロクモシロキバガに似るが胸部は淡黒褐色で白色鱗を散布する。前縁1/3の黒褐色の斜条が目立つ。

県内の記録はやや少なめ

1292-2

クロクモシロキバガ

2021・7・17豊根村坂宇場(1000m)

食餌・ウバメガシ コナラ 他

 

前種に似るが前縁1/3の斜条は明瞭ではなく、その他の色彩も淡い。

愛知県の記録はやや少なめ

1292

ヒメハイジロキバガ

2020・5・23 豊川市千両町(150m)

食餌・

 

コハイジロキバガに酷似するが一回り大きい。両種の違いは翅脈のM1とR4+5は柄を持たないことが区別点とされるが、写真ではその識別は無理だろう。 1295-4

ハイイロマダラノコメキバガ ?

2022・5・23 豊川市千両町(150m)

食餌・ミズナラ アベマキ 他

 

ヒロワタリ・ニセクロモンに酷似するとされるが、図鑑の写真に一番にているものを選んだ。なので確実性には欠ける。

1296-5

センダンキバガ   

2017・4・15 豊川市上長山(94m)

食餌・センダン

 

淡いクリーム色で前翅中央付近に褐色斑がある。キバ(下唇髭)はとても大きく目立つ

愛知県の記録は少ないようだ

1293

フタクロモンキバガ

2020・9・19 設楽町田峯(620m)

食餌・アキグミ ナツグミ

 フタモンキバガに似るが、灰色味が強い。ヒメフタクロモンは一回り小さく、♂の中胸前上側板に毛束が無い。

県内の記録はやや少なめくらいか。

1291

マエモンハイキバガ

2023・9・30 新城市富岡(130m)

食餌・ナワシログミ

 

前翅前縁中央に三角形の黒斑を持ち、中室端に不明瞭な黒褐色斑を持つ。ヒメマエモンハイキバガに似るが一回り大きく♂前翅裏面等に毛束を持つ。1291-2

マエモンノコメキバガ

2018・9・16豊根村坂宇場(1150m)

食餌・ハシバミ ダケカンバ他

 

マエモンハイキバガに似るが下唇髭が目立つ。前縁の黒い逆三角も頂点が低めで、翅頂付近に黒い短細条を持つ。

県内の記録は不明  1287-2

ツチイロキバガ

2020・6・6 豊川市平尾町(65m)

食餌・ヤマハギ ハギ属

 

前翅は黒褐色、黒、橙、白の鱗粉で複雑な斑紋を形成する。中室に黒褐色の円紋、後角と翅端部にも不明瞭な斑紋を持つ。やや少なめくらい。

1289-2

ホソバワモンキバガ

2020・8・30 設楽町田峯(620m)

食餌

 

頭部・胸部は淡灰褐色。前縁基部に橙色の隆起鱗粉を持つ。前翅1/3と後角に暗色斑紋を持ち、その間に橙色の帯がある。愛知県の記録はやや少なめ 1288-4

ホルトノミモグリキバガ

2022・9・30 豊川市平尾町(64m)

食餌・ホルトノキ

 

前種に雰囲気は似るが静止形は幅広い。前翅前縁の中ほどがややえぐれ、暗褐色に縁取られる。

愛知県の記録は見当たらない。

1287-6

イモキバガ

2018・10・17 豊川市曙地区(20m)

食餌・サツマイモ ヒルガオ 他

 

暗褐色の前翅に淡褐色の環状紋が内外に現れる。

主に平野部で普通。

1320

チェジュツヤキバガ

2023・9・30 新城市富岡(130m)

 

クルミシントメキバガのような配色だが小型で斑紋はより複雑。

 

愛知県の記録は少ない

1320-6

ヘリグロタテジマキバガ

2023・4・11 豊川市萩地区(150m)

食餌・キシュウスズメノヒエ 他

 

縦条が多いイモキバガ風。

タテジマキバガに似るが、外縁が暗褐色に縁取られる。愛知県の記録は少ないが実情は普通種。

1319-2

ハイイロマダラノコメキバガ??

2015・5・16 豊川市千両町(100m)

食餌・アベマキ ミズナラ 他

 地色は灰褐色で前縁に5本の黒褐色の短斜条があり、中央のものは大きい。ヒワタリシロノコメキバガ、ニセクロモンノコメキバガとは斑紋による識別は困難とされる。 

1291-3

ゴマダラノコメキバガ

2021・7・16 設楽町三都橋(700m)

食餌・クヌギ コナラ 他

 

前縁中央の黒斑の下、中室内に長楕円形の黒斑を持つ。

カワリノコメキバガに似るが、前翅地色の淡色部は灰白色。

1296-13

カワリノコメキバガ

2020・6・4 豊川市千両町(150m)

食餌・ミズナラ

 

前種に似るが淡色部は淡褐色となり、黒色部の割合が多い。

市内では比較的普通に見られる。

1296-4

オメルコノコメキバガ

2023・6・7 新城市富岡(130m)

食餌・アベマキ フモトミズナラ

 

前二種に基本的な斑紋は似るが、この仲間で最も黒く、小型である。

愛知県の記録ではこの3種の中では一番多く記録されている。

1296-9

ツツミノモドキキバガ 

2023・5・18 豊川市足山田(70m)

食餌・

 

ツツミノガのような斑紋だが、大きい。前方に伸びた房からスレ釣り針のような鋭いラビアル・パルプスが出る。近年の移入種と推測されるが正式に記載はされていない1320-10