たすき帯や前掛け紋のあるハマキガ亜科

この仲間はどれもよく似ていて確実な同定の自信はあまりない・・・・です

アカトビハマキ ♂

2018・9・1 豊根村坂宇場(1150m)

食餌・ナナカマド シラカンバ 他

 

♂は顔面が白くなるので近似種との区別はし易いが♀では困難。基部とたすきラインは濃い赤褐色で、仕切りの細線は淡色。山地でよ良く見られる。83

ウストビハマキ 

2018・6・2 新城市作手(570m)

食餌・クスノキ科 ブナ科 他

 アカトビハマキに比べて色がやや薄く、顔面はかすかに白い。色区切りのラインはアカトビ同様に直線的。低地から山地まで見られる普通種とされるが山地寄りに多い。

84

トビハマキ?

2018・8・3豊根村坂宇場(1150m)

食餌・広範囲の植物につくとされる

 

前二種のようにたすき紋が平行にならず、中ほどで膨らむとされる。地色は黄色味を帯びず暗い。

愛知県の記録は少なめ

85

スジトビハマキ?

2018・6・22 新城市作手(500m)

食餌・マメ科 バラ科 他多食性

 

同属の他種に比べて♂の前翅が短い。地色は灰紫褐色で斑紋は暗褐色。たすき帯は後角に向かって徐々に広がる。県内の記録はやや少なめ

87

ウスアミメトビハマキ ♂

2022・8・18豊根村坂宇場(1150m)

食餌・シラカバ ミズキ 他

 

♂の顔面はやや白い。たすき紋と地色の色の差があまりなく、外縁寄りに網目模様が現れる。山地で見られるが記録は少なめ。

82

フタスジクリイロハマキ

2020・6・27 設楽町田峯(620m)

食餌・ネジキ ソヨゴ ツツジ 他

 

平行に走る二本の淡色線がポイント。

平地から山地まで見られるがやや少なめ。

181

コホソスジハマキ

2017・5・14 豊川市東上(110m)

食餌・枯葉?

 

たすき紋が他種よりも細いが明瞭でその外の影を欠く。静止長6~8㍉程の小型の種。各地で普通に見られるようである。

141

ウスアトキハマキ ♂

2017・5・1豊川市足山田(70m)

食餌・イチゴ ヨモギ キク 他

 

たすき帯は太さが一定ではなくて段がつき易く、後縁(開合部)付近では淡くなる。

豊川市内ではよく見かける。

95

ウスアトキハマキ ♀

2016・5・19 豊川市金沢(28m)

食餌・イチゴ ヨモギ キク 他

 

♂に比べ翅が長めでたすき紋はぼやけ気味になる。

県内の記録自体はやや少なめ

95

 

リンゴオオハマキ

2020・6・5 設楽町田峯(620m)

食餌・バラ科 ニレ科 他広食性

 

大型でたすき紋は前縁付近と後縁寄りでより濃い。ミダレカクモンハマキの♀に似る。

愛知県の記録はやや少なめ

108

アトボシハマキ♀

2020・6・25 豊川市千両町(150m)

食餌・バラ科 ブナ科 ヤナギ科他

 

♂は基部後縁寄りに黒点があり独特。♀は基斑外縁と中横線内縁がほぼ平行し明色のすじで縁取られる。

♀はライトで見る機会が少なめ

107

リンゴカクモンハマキ

2017・8・4 豊川市東上(110m)

食餌・ハンノキ コナラ クリ 他

 

チャノコカクモンに比べて端紋(前縁外側の紋)を欠き、そこから糸を引くように内側に延びる傾向があると言われる。ただ区別を付けにくい個体も見られる。記録は少なめ 128

チャノコカクモンハマキ♀

2017・8・4 豊川市東上(110m)

食餌・ツバキ科 ブドウ科 バラ科

 

前種リンゴカクモンに比べて端紋は内に伸びない。中帯は直線的。市内では住宅地である自宅前で良く見かける。愛知県の記録は多い。

129-1 

チャノコカクモンハマキ♂

2015・6・12 豊川市足山田(70m)

食餌・チャ ツバキ 他広食性

 

両種とも♂には前縁ひだがある。斑紋は茶褐色~暗褐色でしばしばよく発達し、後角付近で二叉することがある。

129-1

ウスコカクモンハマキ♂

2017・7・1 豊川市平尾町(65m)

食餌・チャ ネジキ ミカン科

 

♂前縁の反り返りは大きめ チャノコカクモンのたすき紋が薄くなったような印象を受けるが、中間型も多く悩ましい。

129-2

ウスコカクモンハマキ♀

2023・6・17 豊川市東上(110m)

食餌・チャ ネジキ ミカン科

 

♀は前縁基部の反り返りは無い。たすき帯はもっと濃いものもある。

129-2

トビモンコハマキ ♂

2020・5・4 豊川市千両町(150m)

食餌・?

 

個体数がとても多い小さめなハマキガで各地で記録している。♂の前翅基部の反り返りは大きい。似た種が何種かいる。

138

トビモンコハマキ♀

2020・5・5 新城市富岡(120m)

食餌・

 

♀には反り返りが無く、斑紋はやや薄い。静止長6~8ミリ位のものが多い。

各地で最も普通に見られる。

138

ニセトビモンコハマキ♂

2019・6・1 豊根村坂宇場(1150m)

食餌・

 

前種に似るが♂の反り返りのひだは小さい。地色はより暗く外縁は斜めになり、中帯の影はより発達する。

山地で記録されるが少なめ

139

ホシオビハマキ

2018・6・30豊根村坂宇場(1150m)

食餌・枯葉

 

たすき紋にかからない外側の位置に黒点があるのが特徴。

やや少なめか。

144

トビモンハマキ

2020・6・4 豊川市千両町(150m)

食餌・枯葉

 

地色は黄褐色。たすき紋の外側に接するようにやや横長の横脈紋を有する。基部後縁寄りにも暗褐色斑がある。愛知県の記録は少なめなようだ。 145

ホシノハマキ

2020・6・7 豊川市曙地区(20m)

食餌・

 

たすき紋を含む各斑紋が、橙褐色の細い帯で縁取られる。

愛知県の記録は少ないが、住宅地にある自宅前ではよく見られる。

146

シリグロハマキ ♂

2016・5・8 豊川市金沢(28m)

食餌・カキ ナシ シイ コナラ他

 

前翅基部に反り返りがあり、帯は前縁には届かない。斑紋は安定している。

普通種。

106

ウスモンハマキ

2021・8・27豊根村坂宇場(1250m)

食餌・ホトトギス ブナ カエデ他

 

明るい色彩で、たすき紋は前縁では細く後縁に向かって広がる。

愛知県の記録ではそこそこ見られている

125

コスジオビハマキ

2018・6・2 新城市作手(510m)

食餌・モクレン科 カツラ科 他

 

たすき紋は一度途切れてその後広くなる。また全体に網目状の短条が認められる。愛知県の記録は少なめ。

110

ツヅリモンハマキ

2021・5・8 田原市折立町(25m)

食餌・ブナ科 クスノキ科 広食性

 

地色は黄褐色で全体にまだら模様に見え、一部のヒメハマキを連想させる。たすき帯は太く弧状で前縁翅頂手前に逆三角形斑がある。

やや少なめくらいか 132

ケバネハマキ

2021・6・25豊根村坂宇場(1150m)

食餌・

 

前翅は角張る。何気に前種に似るが前縁や外縁は網目模様となる

愛知県の記録は少なめ

147

モミアトキハマキ♀

2021・8・8豊根村坂宇場(1000m)

食餌・トドマツ モミ 他

 ♂はイチイオオハマキやムラサキカクモンハマキに似た斑紋。♀は茶褐色の地色にわずかに網目状の斑紋を散らす。前縁翅頂手前と後縁後角寄りが濃色 愛知県の記録は少ない

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オクハマキ♀?

2015・8・9 新城市作手(550m)

食餌・ツルマメ

 

前縁から出たたすき紋は後縁に向かって大きく広がる。愛知県からの記録は無いと思われるが同定が微妙。

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