テングアツバ

2019・5・1 豊根村坂宇場(1000m)

食餌・アワブキ ミヤマハハソ

 アツバ亜科

長く前方に伸びる下唇髭からテングの名前がつく。色彩・斑紋は個体差があるが、翅形は独特。

やや少なめな普通種くらい

4448

ミナミトガリアツバ

2020・8・8 豊根村坂宇場(1150m)

食餌・

 

前縁の基部から外横線までが淡色に縁取られ、ラビアル・パルプスが前方に長く突き出る。

南方系の種で最近日本では記録された種。4447-2

トガリアツバ

2018・10・5 設楽町三都橋(680m)

食餌・マルバハギ

 アツバ亜科

前翅は淡黄色灰色~灰褐色。翅頂から出る斜線は灰白色で直線的で、その外側はやや濃色帯となる。

この種もやや少なめな普通種

4449

キシタアツバ

2017・9・9 豊川市平尾町(65m)

食餌・ヤブマオ

 アツバ亜科

前翅基部と前縁は横線まで暗灰色で、その下は広く黄褐色。横線より外方は暗紫灰色。腹部と後翅は黄色。日当たりのよい草地で普通に見られる。 4452

クロキシタアツバ

2017・5・18 豊川市足山田(70m)

食餌・ヤブマオ カラムシ アカソ

 アツバ亜科

前翅は暗褐色で、基部・前縁部・外半部は紫灰色を帯びる。後翅は黄色で外縁が広く黒褐色。

愛知県の記録は多い

4453

タイワンキシタアツバ

2015・9・2 豊川市萩地区(135m)

食餌・ヤブマオ カラムシ 他

 アツバ亜科

前種に似るが前翅は前縁から中央の横線まで黒褐色の三角斑を形成し、後縁側は黄色がかる。後翅は黄色。

愛知県の記録は普通

4454

ソトムラサキアツバ

2017・8・17豊川市本宮山頂(750m)

食餌・

 アツバ亜科

前翅は前種に酷似するが、後翅に黄色味は無い。また、前翅外横線の内側に細い褐色条が認められる。

愛知県の記録は少なめ

4455

シロズアツバ

2020・5・30 設楽町田峯(620m)

食餌・枯葉(マルバウツギ・シイ類)

 ムラサキアツバ亜科

前翅は灰褐色で、内。外横線は白~灰色。外縁はえぐられる。

愛知県の記録はやや多めだが、自分の遭遇ははこの個体のみ。

4426

ナミテンアツバ ♂

2017・4・5 豊川市足山田(70m)

食餌・ヌスビトハギ

 アツバ亜科

前翅の地色は灰黄色~灰褐色。外横線は細く直線的で、外側後縁部に黒い円紋がある。

秋~春に比較的普通に見られる

4462

ナミテンアツバ ♀

2017・5・1 豊川市足山田(70m)

食餌・ヌスビトハギ

 アツバ亜科

♀は外横線が二重で、内側がはっきりしている。

♂に比べ黒円紋はぼやけ気味

4462

トビモンアツバ

2018・12・3 豊川市千両町(50m)

食餌・カラムシ

 アツバ亜科

前翅は紫灰色で、外横線の内側は暗い紫褐色を帯びる。翅頂付近は淡色でそこに2黒点がある。

普通に見られる

4467

トビモンアツバ

2016・12・4 豊川市金沢(50m)

食餌・カラムシ

 アツバ亜科

色彩の個体差は大きい。

翅頂内側の淡色部の2黒点が良く目立つ。

4467

トビモンアツバ

2023・10・13 豊川市曙地区(20m)

食餌・カラムシ

 

前縁に暗色の大きな三角紋のあるタイプ

 

4467

オオトビモンアツバ

2015・9・8 豊川市曙地区(20m)

食餌・カラムシ

 アツバ亜科

前種によく似るが、翅頂下の黒斑が分離する傾向で、前縁寄りの2黒点を欠く。中帯の幅は一定の傾向。

やや少なめ

4465

ウスチャモンアツバ ?

2017・4・21 豊川市足山田(70m)

食餌・

 アツバ亜科

♂の触角は前種と同じ微毛状だが、基半部の微毛は軸の直径より長い。

この個体は斑紋の傾向から判断したが少し怪しいか。

愛知県の記録は少なめ 4466

ミツボシアツバ

2020・8・8豊根村坂宇場(1150m)

食餌・ヤブマオ ハルニレ ダイズ

 アツバ亜科

内・外横線は強い鋸歯状で、環・腎状紋は濃色痕となる。

愛知県ではやや少なめ

4474

ミツボシアツバ

2021・8・6豊根村坂宇場(1250m)

食餌・ヤブマオ ハルニレ ダイズ

 アツバ亜科

雰囲気がやや違うがこれもミツボシアツバ。展翅すると後翅が大きい。やや紫みを帯びるムラサキミツボシアツバも愛知県の記録はあるが少ない  4474

アイモンアツバ

2022・8・18豊根村坂宇場(1150m)

食餌・アカソ

 

前翅は暗褐色で、内横線の基部側・外横線の外側に紫灰色の鱗片が混ざる。亜外縁線は鋸歯状となる。

愛知県の記録はやや少なめ

4487

アオアツバ

2017・9・15 豊川市千両町(120m)

食餌・メドハギ マルバハギ

 アツバ亜科

前翅は濃い紫褐色で、内横線の内側はやや淡色。外横線は灰白色で細く直線的で外縁からやや内側へ斜行する。下唇髭は長い。

普通に見られる 4470

スジアツバ

2016・11・20 豊川市足山田(70m)

食餌・マルバツユクサ 他

 アツバ亜科

アオアツバによく似るが、前翅は灰褐色。前翅翅形が三角形・・・と標準図鑑にあるが、ほとんどの種がそうじゃない? とは思う。

愛知県の記録は少ない 4471

ナミガタアツバ

2023・8・17豊根村坂宇場(990m)

食餌・ハギ類

 アツバ亜科

前翅はやや褐色を帯びた紫灰色。外横線は翅頂から始まり後縁の中央付近へ向かう。ソトウスナミガタアツバ(未)は翅頂手前から始まる。

記録はやや少なめ 4479

オスグロホソアツバ ♀

2019・4・22 新城市富岡(120m)

食餌・アオミズ ミヤマミズ

 アツバ亜科

♂の前翅は黒褐色だが、♀は淡褐色。翅頂は更に淡色となる。外横線は二重で強く内方に向かい、後縁付近で薄くなる。

愛知県の記録は少なめ 4472

コテングアツバ

2018・6・16 豊川市平尾町(65m)

食餌・

 アツバ亜科

下唇髭はきわめて長い。外横線は小刻みに曲がり、後縁では目立たない。翅頂部には淡色斑がある。

やや少なめな普通種くらい

4476

ヤマガタアツバ

2017・5・4 豊川市東上(110m)

食餌・ウツギ マルバウツギ

 アツバ亜科

前翅は黒褐色で外横線の外側は灰色を帯びる。外横線は中央やや前縁寄りで外寄りにやや突き出す。

各地で最も普通に見られる

4481

シラクモアツバ ♀

2015・5・3 豊川市萩地区(200m)

食餌・

 アツバ亜科

ヤマガタアツバに似るが、外横線内側の後縁は帯状に淡色。外横線の突き出しは目立たず、後縁に対して垂直に終わる。愛知県の記録は普通

4486

ハングロアツバ

2017・4・16 豊川市千両町(95m)

食餌・ヤマツツジ ミツバツツジ

 アツバ亜科

前翅は赤褐色で、後縁側は外横線までより明るい。外横線の外側は薄紫色を帯び、外横線の突き出しは前種より強め。やや少なめくらいか

4483

ミヤマソトジロアツバ 

2021・5・22 設楽町田峯(620m)

食餌・

 アツバ亜科

ハングロアツバに似る。外横線の中央付近での曲がりは弱めで、後縁寄りでもう一度小さく曲がる。

愛知県の記録は少ない

4484

シモフリヤマガタアツバ ♀

2018・8・11豊根村坂宇場(1150m)

食餌・

 アツバ亜科

近似種の中では最も大型で、両横線は金色に縁取られる。

愛知県の記録は不明

4488

 

ムラクモアツバ

2019・8・10豊根村坂宇場(1150m)

食餌・

 前翅は灰黒色で、見る角度によって水に浮いた油のような色に見える。外横線の前縁は白い。

愛知県の記録は少なめ

4492

 

マガリウスヅマアツバ

2023・8・17豊根村坂宇場(990m)

食餌・

 アツバ亜科

ウスヅマアツバ(未)に似るが少し大きい。外横線の突き出しはウスヅマアツバより滑らか。

愛知県の記録は少ない

4493

シラクモアツバ

2019・5・1 新城市富岡(120m)

食餌・

 アツバ亜科

シラクモアツバには前種に似た個体も現れる。外横線は波を打ち、後縁に対して垂直に終わる。

4486