マエキヒメシャク

2017・5・11 豊川市足山田(70m)

食餌・スイカズラ ヤナギ 他

 

後翅外縁がかなり角張り、太い一本の横線が目立つ。

各地で多く記録されている。

2271

モントビヒメシャク

2015・6・13 豊川市三上(20m)

食餌・ミゾソバ(飼育記録)

 前翅頂下外縁の黒点は複数。前翅横脈紋は外線と同色で白く抜ける。後翅の横脈紋は目立つ。後翅の中外横線はほぼ平行。

愛知県の記録は普通。

2272

クロテンシロヒメシャク?

2015・10・9 豊川市千両町(120m)

食餌・ミゾソバ イヌタデ(飼育)

翅頂下・外縁の黒点は1つのみ目立つ。前翅横脈点は外横線と同色ではっきりしない。タカオとの区別は交尾器の確認が確実とされる。

愛知県の記録はやや普通くらい。

2273

タカオシロヒメシャク?

2018・9・1豊根村坂宇場(1150m)

食餌・タチツボスミレ ミゾソバ

 

翅全体に散布される灰褐色鱗が多め。各横線は若干銀色味を帯びる。横脈紋は中心部分が白く抜けやすい。愛知県での記録はやや普通。

2274

ナミスジチビヒメシャク

2015・10・12 豊川市曙地区(20m)

食餌・おそらく広食性

開長は15㍉ほどと小さい。横脈紋は小さい。

縁毛にも黒点が混じる傾向がある。

愛知県の記録は普通で、自宅付近には多い。

2279

ウスサカハチヒメシャク

2019・6・29 設楽町裏谷(900m)

食餌・ヤマノイモ

外横線は前縁下でくの字に曲がった後に波打つ。外縁の黒点は翅頂にわずかに現れるのみ。横脈紋は明瞭。

愛知県の記録は普通。

 2306

ウスキクロテンヒメシャク

2017・6・23 豊川市宮路山(270m)

食餌・カタバミ マンネングサ 他

 

前種によく似るが、外縁脈上にしっかりと黒点が並ぶのが識別点。横脈紋は前後翅とも明瞭。

愛知県の記録はとても多い。

2309

ヤスジマルバヒメシャク

2019・5・11 新城市富岡(120m)

食餌・タンポポ ギシギシ タデ他

 斑紋・色彩・化性による個体差は大きい。前翅に黒い横脈紋は無い。前翅に3本、後翅に2本の帯状の横線を持つ。

愛知県の記録は多い。

 2294

クロスジシロヒメシャク

2020・6・2 設楽町三都橋(620m)

食餌・ワレモコウ

 

この仲間では大型で、触角の背面側は暗色。翅表は黄色味がかった白で、中横線と外横線は並行する。

愛知県の記録はやや少なめ

2293

ウスキヒメシャク

2018・10・5 設楽町三都橋(650m)

食餌・ミゾソバ(飼育記録)

 

外横線と外縁の黒点がはっきりしている。横脈点も前後翅にある。

しかし個体差はかなりあるようだ。

愛知県の記録は多い。

2329

オイワケヒメシャク

2017・5・19 豊川市萩地区(135m)

食餌・

 前種に似るが外横線が後縁の部分で少し膨らみ濃色となる。外横線は各翅脈上で濃色となるので、その部分だけが点列になることがある。

愛知県の記録はやや普通くらい。

2330

サクライキヒメシャク?

2019・4・19 豊川市足山田(70m)

食餌・

 オイワケに似るが前翅外横線がほぼ直線状に走り、各脈上で濃色となる。横脈紋は微小で外縁には小さいが明瞭な黒点列。

愛知県の記録では普通レベル。

2334

オオウスモンキヒメシャク?

2017・5・1 豊川市足山田(70m)

食餌・

 ウスモンキに酷似するが、前翅外縁に沿う黄褐色の帯はほぼ直線状。後翅の外横線は横脈点に近づかない。

愛知県の記録は多い。ウスモンキは普通くらい。

2328

ミジンキヒメシャク

2017・9・1 豊川市宮路山(270m)

食餌・ミゾソバ(飼育記録)

 

横脈紋は小さくても目立ち、外横線は直線状で不明瞭。かなり小さい。

愛知県の記録はそこそこ普通。

2331

モンウスキヒメシャク

2019・6・29 設楽町裏谷(900m)

食餌・スイバ ミゾソバ(飼育)

 

黄褐色の地色はとても黄色味が強い。外横線の内側に黄色帯があり、この帯の色調が明るいため目立つ。

愛知県の記録はやや少なめ。

2336

ナガサキヒメシャク

2017・5・19 豊川市萩地区(155m)

食餌・アマチャヅル

 

他のヒメシャクとは段違いに濃い。

外縁の黒点列はキリトリ線状に長い。愛知県の記録はそれほど多くないが、最近増えている印象。

2305

ヨスジキヒメシャク

2018・6・19 豊川市千両町(120m)

食餌・

 

各地で普通に見られる。

 

 

2323

ホソスジキヒメシャク

2018・5・18 新城市富岡(120m)

食餌・

 

前種より各黄色帯が細い。

各地で更に普通に見られる。

 

2324

キナミシロヒメシャク

2015・9・2 豊川市萩地区(155m)

食餌・ソメイヨシノ

 

四条の薄黄色の横線とその外に破線がある。顔面が純白色で近似種との区別点となる。

各地で普通に見られる。

2292

ウスキトガリヒメシャク

2018・8・13 新城市作手(500m)

食餌・リョウブ アセビ 他

 

地色は白色味が強く、黄色味のある横線は明瞭。横脈点は大きい。

やや少なめ。

2278

ギンバネヒメシャク

2020・6・6 豊川市平尾町(65m)

食餌・ミゾソバ(飼育記録)

 翅表は銀色味を帯びた白で外縁は黒の破線がキリトリ線状に目立つ。首は暗褐色。後翅裏面により、大型で南方系のシモフリシロヒメシャクと区別する。低地中心にかなり普通に見られる。2307

キトガリヒメシャク

2020・8・10 豊橋市大村町(10m)

食餌・

 

翅頂からの太線が一直線に見えるような止まり方をする。

普通種だがやや少なめ。

 

2284

クロモンチビヒメシャク

2021・6・24 豊川市千両町(150m)

食餌・

 

ヒメシャクの中でも最小の部類。

斑紋は独特で各横線に数個ずつ黒紋が目立つ

南方系で愛知県の記録は不明

2335

未同定1

2017・6・10 豊川市足山田(70m)

食餌・

 

内中外横線がほぼ等間隔に並び、横脈紋も黒色鱗粉も無い一面黄褐色。

クロスジシロヒメシャク辺りか

未同定2

2017・6・10 豊川市足山田(70m)

食餌・

 

これもまた黄色地で、黒色鱗も横脈紋も無い。内中横線の間隔が広い。ウスキヒカリっぽいが、外横線が中間部で外に出っ張っていないので思案中。

未同定3(ヤスジマルバヒメシャク?)

2015・6・6 豊川市平尾町(72m)

食餌・

 

こちらもまた黄色一色。シャクガで高名な方にご教示頂いたが、横線の走り方でヤスジマルバを連想された。ただ、写真のみでの確実な同定は無理とのこと。

未同定4

2019・6・12 豊川市曙地区(20m)

食餌・

 

横脈紋は前後翅とも認められる。外縁に黒点列は無く、外横線は前縁部で内方に曲がらない。後翅はさほど角張らない。

ベニスジヒメシャクの仲間5種も互いによく似ていて写真同定が難しい。

この内、ベニスジヒメシャク(未)は赤線が綺麗な桃色で外側に太く滲む点・トガリベニスジヒメシャクは前縁基部寄りが赤味がかり、紅横線翅頂部付近外側に小黒点を現す点で比較的わかり易そう。残りのコ・フト・ウスは個体差もあり写真のみの同定は難しい。写真は特徴がよく出ているものを選んでみたが、参考程度に。

ベニスジヒメシャク

2021・10・10 豊川市足山田(70m)

食餌・ミゾソバ スイバ 他

 

前翅翅頂部からの横線は綺麗な桃色を呈し、外縁部も同属他種よりも桃色が滲むように広がる。

やや少なめな普通種くらいか

2245

フトベニスジヒメシャク

2019・8・10豊根村坂宇場(1150m)

食餌・ミズヒキ イヌタデ 他

 

前翅翅頂部からの横線は太く濃く、翅頂部では前縁側に広く滲む。

愛知県の記録は同じくやや少なめな普通種くらいで山地でよく見かける

2247

コベニスジヒメシャク

2021・4・18 豊川市足山田(70m)

食餌・ギシギシ イヌタデ 他

 

翅頂から出る横線は細め。縁毛は赤みを帯びることが多い。

 

やや普通くらいで平地でよく見かける。 2246

ウスベニスジヒメシャク

2023・8・17豊根村坂宇場(990m)

食餌・ソバ スイバ

 

紅色線は前縁部で殆ど発達をせず、縁毛の色彩は淡い。

愛知県の記録はやや少なめくらいの普通種。

2248