コメシマメイガ

2017・7・5 豊川市曙地区(20m)

食餌・貯蔵穀物類 乾燥動物標本他

 

黄褐色の地色に淡黄土色の内外横線の他、黄土色斑が散在する。

食性から人家付近で見られることが多いが記録はやや少ない。

1870

カシノシマメイガ

2018・8・26 豊川市曙地区(20m)

食餌・貯蔵穀粉類 標本 枯葉 他

 

ネグロシマメイガ(未)に似るが外横線は大きく曲がる。

食性から住居の中でもしばしばみられるが、野外では少なめ。

1875

ウスモンマルバシマメイガ

2019・5・31 新城市富岡(120m)

食餌・

 

黄土色の地色に一面暗褐色鱗を散らす。外横線は不鮮明でほぼ直線状。

比較的普通に見られる。

1874

モモイロシマメイガ

2015・8・15 豊川市萩地区(200m)

食餌・スズメバチ科の蜂の巣

 

地色は紫紅色で頭部と縁毛は山吹色。内横線はきわめて不明瞭。

愛知県の記録はやや少なめ。

1871

ウスムラサキシマメイガ

2018・8・28 豊川市曙地区(20m)

食餌・セグロアシナガバチの巣

 

前種に酷似するが、前後翅とも暗紫紅色。外横線のM2での屈曲が弱い。

後翅の横線はモモイロより不明瞭。

県内の記録は少なめ。

1872

トビイロシマメイガ

2020・6・4 豊川市千両町(150m)

食餌・イチイ アシナガバチの巣他

 

前2種と違い頭も暗紫紅色。

 

かなりの普通種。

1873

 

ギンモンシマメイガ

2020・7・31 設楽町田峯(620m)

食餌・スズメバチ科の巣

 

内外横線の前縁側が白銀色に広くなる美しい種。

愛知県の記録は多め。

1877

シロモンシマメイガ

2017・7・22 豊川市千両町(120m)

食餌・

 

斑紋は前種に似るが色彩は単調。

 

愛知県の記録は少なめ

1878

ムラサキシマメイガ

2017・6・17 豊川市東上(110m)

食餌・ストローブマツ

 

頭部は黄褐色、前翅は黒紫色で、内外横線の間は更に濃色。両横線の前縁側は少し太くなり黄色の紋となる。愛知県の記録は少ない。

1879

トビイロフタスジシマメイガ

2020・6・19 豊川市千両町(150m)

食餌・チャ

 

前翅は小豆色で横線は淡黄色で明瞭。外縁は細く黒く縁取られ縁毛は翅頂寄りで暗色、後縁付近は淡黄色。平地や山麓部に多い。

1880

マエモンシマメイガ

2017・7・15 豊川市千両町(95m)

食餌・コナラやチャ等の枯葉

 

地色は赤褐色で、内外横線の間はそれよりやや淡い。

普通に見られる。

1883

ツマグロシマメイガ

2019・7・21 豊川市曙地区(20m)

食餌・クスノキ ヌルデ

 

前種に似るが内外横線の間隔は後縁で狭くなる。横脈紋は明瞭な黒の短条。外縁の黒い縁取りは無い。

愛知県の記録は普通。

1899

フタスジシマメイガ

2015・5・6 豊川市曙地区(20m)

食餌・枯葉 他

 

前翅は灰褐色だが多少赤褐色を帯びる。外横線はほぼ直線状で前縁で多少太くなる。後翅は暗灰褐色。

低地中心に普通くらい

1886

ツマキシマメイガ

2018・6・29 豊川市千両町(150m)

食餌・

 

前種に似るが色調が明るく、内外横線の間は多少濃くなる。

縁毛は紅色で先端は黄色。

愛知県の記録は普通。

1888

アカシマメイガ

2017・7・13 豊川市平尾町(65m)

食餌・チャの樹皮 イブキ 他

 

前種に似るが赤みが強く、静止形は幅広い。縁毛も前種と同様。

前種より見られるが、県内の記録はほぼ同等。

1891

ヒメアカシマメイガ

2020・8・21 設楽町田峯(620m)

食餌・苔類

 

翅は細く前後翅とも赤紫色。前翅の前縁は細く黒と淡黄色の小斑点列がある。翅を開いての静止時の形は独特。近年増加傾向にあるようだ。

1885

オオバシマメイガ

2018・10・7豊根村坂宇場(1000m)

食餌・

 

大型のシマメイガで前翅は暗灰色。前縁の内外横線の間は暗紅色と淡黄色のまだら。同様の配色が縁毛にもあり基半が暗紅色で外側が淡黄色。

記録はやや少ない。1893

アカヘリシマメイガ

2018・10・3 豊川市千両町(150m)

食餌・シリブカガシの枯葉

 前種にやや似るが小型で前縁が赤みがかる。縁毛は全体が暗紅色。♂中脚の毛は長い。ツマアカシマメイガに似るが線も横脈紋も不明瞭。愛知県の記録はやや少なめ。

1894

ツマアカシマメイガ

2021・6・9 豊川市萩地区(120m)

食餌・タブノキ

 

前種に似るが横線は明瞭。外横線の内側は暗色の縁取りがある。縁毛は基本前後翅とも紅色。

やや少なめくらいか

1887

ヒトスジシマメイガ

2017・8・19豊川市本宮山頂(750m)

食餌・

 

外横線は他種より外側に位置し、内側を黒く縁取られる。内横線は外側に湾曲するが不明瞭な個体が多い。

愛知県の記録は少なめ

1885-2

ナカアカシマメイガ

2017・7・13 豊川市平尾町(65m)

食餌・チャ

 

比較的大型のシマメイガで赤褐色と淡黄色のまだら模様。

内外横線と横脈紋はぼやけた黒色。

記録はやや少なめ。

1882

ニシキシマメイガ

2021・8・8豊根村坂宇場(1000m)

食餌・

 

前縁基部寄りとその内側に白い「く」の字紋がありその外側は赤みがかる独特の斑紋。

愛知県の記録は少ない

1877-2

ウスオビトガリメイガ

2017・7・21 豊川市千両町(120m)

食餌・

 

前翅は赤褐色だが内横線の内側と胴体は黄土色。

夏季に普通に見られる。

1901

カバイロトガリメイガ

2017・7・18 豊川市曙地区(20m)

食餌・枯葉

 

翅の色は♂で赤橙色、♀は暗赤紫。縁毛は白色。

各地で普通に見られる。

1902

キモントガリメイガ

2015・9・12 豊川市曙地区(20m)

食餌・枯葉

 

前後翅に太い白と黄色の混じった帯があり、前翅前縁側で細い白条となる。白条の外側に不定形の黄斑があるのが特徴。夏季に普通に見られる

1903

キオビトガリメイガ

2017・8・15 豊川市平尾町(65m)

食餌・リンドウ

 

前種に似るが帯の幅はやや狭く、前翅中央前縁寄りの黄斑を欠く。内横線は内側に湾曲する。

前種に比べると少なめ。

1904

オオウスベニトガリメイガ

2015・6・17 豊川市足山田(70m)

食餌・シロツメクサ等の枯葉

 

前種に似るが内外横線が直線的。

 

各地で普通に見られる。

1905

 

キベリトガリメイガ

2020・6・19 豊川市千両町(150m

食餌・

 

前翅は一様にやや黄土色を帯びた赤褐色。縁毛は薄黄色で翅頂と中間辺りで赤く滲む。

この仲間で最普通種で各地でいたって普通。1907

ウスベニトガリメイガ

2020・6・12 豊川市千両町(150m)

食餌・枯葉

 

♀は前種に似るが♂には前翅に幅広い黄褐色帯が現れる。

縁毛は前種と同様に部分的に赤く滲む。各地で記録は多い。

1908

ナカムラサキフトメイガ

2020・6・6 豊川市平尾町(65m)

食餌・カシワの枯葉が知られる

 

フトメイガ亜科であるが、翅を開いて止まる姿はシマメイガを連想させる。

愛知県の記録は多め

1864

オオクシヒゲシマメイガ

2022・8・18豊根村坂宇場(1150m)

食餌・コナラ ミズナラ 他

 

独特の静止姿勢のグループで♂の触角は櫛歯状。外横線はほぼ直線状で、後縁で内横線との間隔が狭くならない。

愛知県の記録は少ない 2897

未撮影のシマメイガ亜科

 

・キガシラシマメイガ シマメイガとしては大型。前翅は黒褐色で翅脈が灰色で縞模様となる。頭部は黄色で似た種はいない 愛知県の記録は少ない

 

・クシヒゲシマメイガ 触角が櫛歯状になるシマメイガ3種の中では最も赤みが強く、内外横線はゆるく波状をなす。 愛知県の記録はやや少なめ

 

・ミサキクシヒゲシマメイガ 前種に酷似するが横脈上の2黒点が濃く明瞭で、連続し短条になることも多い。 愛知県の記録は少ない

 

・キンボシシマメイガ 前後翅とも朱赤色で前翅中室に大きな黄色紋があり他種との区別は容易。 愛知県の記録はやや少なめなくらい