ベニヒメシャク

2020・6・4 豊川市千両町(150m)

食餌・(オオバコ科 キク科他国外)

 

赤に黄色の縁取りが綺麗な小型のシャクガ。

各地で普通に見られる。

2312

キオビベニヒメシャク

2020・6・4 豊川市千両町(150m)

食餌・イヌタデ ミゾソバ(飼育)

 

前種と配色を逆にして色を地味にしたような色彩。

低地寄りで多く見られる。

2314

オビベニヒメシャク

2021・7・17豊根村坂宇場(1000m)

食餌・

 

前種よりも小型で紅帯が太い。サツマイモの皮の色の例えは言いえて妙。1990年までの記録は無かったが、豊田市生物調査報告書では22例と多い。2313

クロフヒメエダシャク

2021・8・27豊根村坂宇場(1250m)

食餌・キンシバイ

 

前後翅共に基部と外横部が暗色で中央部は淡黄色。

やや少なめ

2652

 

アカモンコナミシャク

2017・4・16 豊川市千両町(100m)

食餌・クワ類の花

 

独特の斑紋をしている。

以前は少なかったようだが、ここ数年では市内でも山地でもよく見かける。

2534

クロテントビヒメシャク

2015・9・5 豊川市足山田(70m)

食餌・ミゾソバ(飼育記録)

 

フチベニ(未)やウスクロテン(未)に似る。

普通種だがやや少なめか?

2308

サラサエダシャク

2023・5・20 設楽町田峯(620m)

食餌・コナラ キブシ 他広食性

 

翅を半開で止まるオレンジのシャクガ。前翅翅頂付近に小さな白色の三角斑がある。

山地で普通に見られる。

 2873

ヨスジキエダシャク

2017・6・24 豊川市千両町(290m)

食餌・

 この種も翅を半開で止まる。次種に少し似るが前翅外横線が直線的で、後翅内横線はゆるやかに湾曲する。

低山地中心に得られているが少なめ。

 2888

オイワケキエダシャク

2021・9・9豊根村坂宇場(1150m)

食餌・ブナ科 ウルシ科他広食性

 

色彩斑紋の変異は大きい。前翅に3本後翅に2本の横線はほぼ平行に走る。

山地でたまに見ることがある程度。

2859

カバエダシャク

2020・11・14豊根村坂宇場(1150m)

食餌・広食性

 

晩秋~初冬に低山地~山地に現れるが、渥美半島にも記録がある。

普通種とされるが豊川市では見ていない。

2852

キリバエダシャク

2020・10・3豊根村坂宇場(1150m)

食餌・サクラ ヤナギ 他広食性

 

前翅頂は尖り、前後翅とも外縁は細かく屈曲する。

秋に山地で見られるがやや少なめな印象。

2879

ウスグロナミエダシャク

2018・9・1 豊根村坂宇場(1150m)

食餌・オニグルミ サワグルミ

 

薄黄色の個体が多く、赤味の強いものは別種にも見えたりする。初夏から晩夏くらいまで記録されているがやや少なめ。

2797

コナフキエダシャク

2020・8・12 設楽町田峯(620m)

食餌・バラ ツツジ 他広食性

 

春型は中央の帯の間が濃いが、夏のものは薄くなる。

低山地から山地で記録があるがやや少なめ。

2914

コナフキエダシャク

2023・5・5豊根村坂宇場(1150m)

食餌・バラ ツツジ 他広食性

 

春に見られるものは内・外横線の間が濃色になるものが多い。

 

2914

ウスムラサキエダシャク

2018・5・19豊根村坂宇場(1150m)

食餌・マンサク カエデ 他広食性

 

翅を広げて止まらないシャクガで前翅裏面先端は無紋。後翅の外横線はほぼ直線状。

山地で見られるがやや少なめ。

2901

ムラサキエダシャク

2020・9・11豊根村坂宇場(1150m)

食餌・ブナ科 ヤナギ科 他広食性

 

この種も翅を広げて止まってくれない。次種よりも色合いが濃く、前翅裏面先端寄りに三日月紋が出る。

山地で時折見かける。

2902

ハガタムラサキエダシャク

2018・5・12 新城市作手(550m)

食餌・ナシ ハシドイ ノイバラ

 

全体に淡色気味で、後翅裏面中央の小黒点が目立つ。後翅の外横線が大きく波状に走る。山地寄りで見られるがあまり多くない。

2900

キバラエダシャク

2020・6・25 豊川市千両町(150m)

食餌・ヤマツツジ ミズキ 広食性

 

白い半透明の紋の大きさには個体差がある。

愛知県での記録は多め。

2907

キバラエダシャク

2020・7・18 設楽町田峯(620m)

食餌・ヤマツツジ ズミ 広食性

 

白い紋が焼失した個体。

 

2907

キマダラツマキリエダシャク

2021・7・17豊根村坂宇場(1000m)

食餌・ツルウメモドキ

 

開長が50ミリに達する大型種で前翅頂は鎌状。

山地で見られるが、愛知県の記録は少なめ。

 2892

ヒメノコメエダシャク

2015・10・17 豊川市平尾町(65m)

食餌・ブナ科 バラ科 他広食性

 

オオノコメエダシャク(未撮影)と酷似する。目立たない破線状の外横線、他の特徴を加味して判断。

秋の普通種とされるが記録は多くない。   2882

ウラベニエダシャク

2020・7・18 設楽町田峯(620m)

食餌・スイカズラ属

 

アカネエダシャクやベニスジエダシャク(共に未撮影)に似る。前翅横脈紋は環状。

低山地中心に愛知県の記録は多い。

2921

ウラモンアカエダシャク

2020・5・30 設楽町三都橋(620m)

食餌・クマヤナギ イソノキ

 

翅頂から出る外横線が特徴的。

前翅の内横線は中室で大きく曲がる。豊川市では確認出来ていないが愛知県では普通種とされる。

2922

コトビスジエダシャク

2020・7・18 設楽町田峯(620m)

食餌・ケンポナシ

 

前後翅を貫く、内寄りにある中横線が目立つ。それに伴い内横線もかなり内側に薄く確認出来る。

やや少なめ

2691

シロモンウスチャヒメシャク

2017・4・30 豊川市千両町(95m)

食餌・タブノキ

 

よく似たクロモンウスチャヒメシャクは亜外縁線に破線状の黒点が現れる。♂触角は鋸歯状。

愛知県の記録は少ない。

2242 

クロモンウスチャヒメシャク

2017・8・17豊川市本宮山頂(750m)

食餌・

 

前種に似るが内横線と亜外縁線の位置にまばらな黒点列が現れる。

♂触角は櫛歯状。

愛知県の記録は不明。

2254

シロズエダシャク

2019・5・25豊根村坂宇場(1150m)

食餌・ケンポナシ

 

亜外縁線の翅頂寄り外側が淡色となる触覚間が白い中型のシャクガ。

春の普通種だが多くはなさそう。

2690

フタナミトビヒメシャク(夏型)

2015・8・26 豊川市上長山(94m)

食餌・イノコヅチ カタバミ 他

 

前種に似た雰囲気が少しだけある夏型。

平地~低山地で多い。

2244

フタナミトビヒメシャク(春型)

2019・4・6 新城市富岡(120m)

食餌・バラ シュウカイドウ 他

 

春型は内横線内側が淡色になる。

 

平地~低山地でよく見かける。

 

2244

ヘリスジナミシャク

2017・5・19 豊川市萩地区(155m)

食餌・アカメガシワ

 

平地から見られるやや少なめくらいの普通種か。

 

2520

エグリエダシャク

2017・4・15 豊川市上長山(94m)

食餌・シキミ タブ サネカズラ他

 

外縁後角が大きくえぐれる。色彩変化は大きめ。最近数を増やし、かなりの普通種。

 

2899

エグリヅマエダシャク

2015・10・15豊川市上長山(94m)

食餌・チャ ブナ科 他広食性

 

外縁の前縁寄りに二つの山がある。これが一つなのがキイロエグリヅマ(未撮影)で山地性。

こちらはどこでも見られる最普通種

2885

モミジツマキリエダシャク

2018・7・13 設楽町三都橋(650m)

食餌・カエデ科 クマシデ 他

 

前翅の2黒点は近似3種のうち最も目立つ傾向にあり後縁外縁は波打つ。

地色のコントラストは最も強い。

愛知県の記録は多い。

 2910

ツマキリエダシャク?

2018・4・21 豊川市千両町(150m)

食餌・ヤマモミジ カラコギカエデ

 

前翅の2黒点は前種のようには目立たなく外縁は波打つ。前種よりも暗い色彩になり易い。

愛知県での記録は普通。

2911

ツツジツマキリエダシャク

2018・7・8 豊川市足山田(70m)

食餌・ヤマツツジ

前2種に比べて前後翅の外縁は最もなめらか。2黒点は無いかあっても痕跡程度。前翅外横線のくの字は最も緩やか。前二種に比べて少し少ないかな?くらいで普通種のようだ。

2912

エグリイチモジエダシャク

2021・4・2 豊川市千両町(150m)

食餌・

 

コガタイチモジエダシャク(未)に似るが全体に明るい灰色でやや紫色みを帯びる。後翅の内縁部の黒斑は明瞭。愛知県の記録は少ない

2905

オオヨスジアカエダシャク

2018・7・12 新城市作手(550m)

食餌・ケンポナシ

 

ヨスジアカエダシャク(未)に似るが翅頂の白斑の形が違い、外横線外側の色彩が濃い。普通種だが、あまり見かけない印象。

2693

ウラキトガリエダシャク

2017・9・2 豊川市東上(110m)

食餌・

 

ヤガ科のアツバのような翅厚な印象を受ける(個人的印象)裏面は黄土色

豊川市内では山麓部~低山地でよく見かける。

2694

マエキオエダシャク

2017・6・16 豊川市萩地区(150m)

食餌・イヌツゲ ソヨゴ アオハダ

 

前翅の前縁は細く淡黄色だが、目立たない。

 

各地で普通に見られる。

2678

モンオビオエダシャク

2017・5・19 豊川市萩地区(150m)

食餌・イヌツゲ

 

前種に似た雰囲気だが翅表に小黒点を散らす。

普通種だがやや少なめ。

 

2679

ツマキエダシャク

2017・5・11 豊川市足山田(70m)

食餌・イヌツゲ ソヨゴ 他

 

翅表が淡黄色の個体が多いが、褐色味の強い個体も現れる。

山麓部~中山地帯で記録が多い普通種。

2695

ハグルマエダシャク

2015・8・4 豊川市千両町(120m)

食餌・イヌツゲ ソヨゴ アオハダ

 

似た仲間が多い。その中で本種は特徴がないのが特徴。斑紋は不明瞭で前翅亜外縁部の中央付近の小紋は無い。各地で記録が多い。

2685

ミナミハグルマエダシャク

2015・8・16 豊川市足山田(70m)

食餌・

 

♂はこの仲間で最も触角の櫛歯が長い。橙色味は最も強く、後翅の亜外縁線は目立たない。

愛知県の記録は少なめ。

2688-3

スジハグルマエダシャク

2017・7・14 豊川市千両町(290m)

食餌・アオハダ

 

外横線は目立つが、外横線が目立つ他種に比べて細く、特に後翅で明瞭。小型で♂の触角の櫛歯は短い。

愛知県の記録はやや多め。

2686

クロハグルマエダシャク?

2017・9・1 豊川市宮路山(270m)

食餌・イヌツゲ クロガネモチ 他

 

外横線が発達し亜外縁の濃色部と連結する。帯の発達具合は個体変異が著しいが、翅の地色はハグルマに比べ濃色。県内の記録は多い。

2688

アベリアハグルマエダシャク

2020・7・2 設楽町田峯(620m)

食餌・ツクバネウツギ

ハグルマに比べて小型で淡色で斑紋は明瞭。前翅の内外亜外縁線はいずれも帯状。亜外縁線の中央付近に横長の斑紋が現れるものが多い。愛知県の記録はやや少なめ。

2685-3

マルハグルマエダシャク 19~25㍉

♂の触角櫛歯はハグルマやアベリアより短い。

斑紋はアベリアに似るが、より小型で前後翅とも丸みを帯びる。

アベリアと違い、亜外縁線の中央付近の横長紋は現れない。

愛知県の記録はやや少なめ。

オオツカハグルマエダシャク 28~35㍉

ハグルマに最も似るが、より大型で橙色味が強く、暗褐色の帯状斑紋はより明瞭。多くの個体で後翅の亜外縁線も帯状に現れる。♂はスジハグルマと共に触角の櫛歯は最も短くミナミやハグルマ♂との区別は容易。

愛知県の記録は不明。

オオハグルマエダシャク 28~39㍉

本種は属が違い、触角の櫛歯は外側のみ。♀にも短い歯がある。

斑紋は安定しており外横線の帯が後縁で著しく内に曲がる。

愛知県の記録は不明。