シロエグリツトガ

2015・9・4 豊川市上長山(94m)

食餌・ナミガタタチゴケ

 

地色は白で橙褐色の帯が3本。この帯は♀の方が広い。

各地で普通に見られる。

1449

ハイイロエグリツトガ♂

2017・8・25 豊川市平尾町(65m)

食餌・

 

♂の地色は灰白色で黒褐色鱗をまばらに散布する。翅頂部は橙褐色。

♀の地色は黒褐色となる。

愛知県の記録はやや少ない。

1450

ミヤマエグリツトガ

2018・6・30豊根村坂宇場(1150m)

食餌・

 

暗褐色の細い外横線とそれに沿うように白い線がある。前縁基部寄りは濃色となる。

愛知県の記録は少なめ。

1451

クロエグリツトガ

2017・7・15 豊川市千両町(95m)

食餌・蘚苔類と推察されている

 

かなり小さい種で、外縁の橙地に黒い黒斑列が目立つ。

 

愛知県の記録は不明。

1452

キオビカナサンツトガ

2015・8・9 新城市作手(550m)

食餌・

 

翅頂付近に2条、中央付近に1条の橙黄色帯がある。外縁後半に7個ほどの黒斑が並ぶ。

愛知県の記録は少ない。

1453-3

ニセソトモンツトガ

2017・6・4 豊川市曙地区(20m)

食餌・

 

ソトモンツトガが2種に分けられ、この地方のものは基本的にニセソトモンツトガとされた。

県内の記録は少なめ。

1453-2

チビツトガ

2015・9・2 豊川市萩地区(120m)

食餌・ナミガタタチゴケ(飼育)

 

かなり小型の種。内横線は前縁近くで屈曲する。

各地に普通に見られる。

1454

モンチビツトガ

2017・5・19 豊川市萩地区(150m)

食餌・ハリガネゴケ

 

チビツトガより更に一回り小さく、内横線は前翅の中央付近で屈曲する。

チビツトガよりは少なめ。

1455

ゴマフツトガ

2022・7・2 豊川市平尾町(64m)

食餌・

 

前翅地色は灰白色~淡褐色、翅頂からの横帯、基部後縁付近の縦帯、他黒褐色斑を散りばめる。外縁の黒点列は明瞭。記録は局地的だが三河地方では散見されている。1462

ホソスジツトガ

2020・6・6 豊川市平尾町(65m)

食餌・蘚苔類

 

白銀色の地色の中央を茶褐色の細めの帯が走る独特の模様。

各地に普通に見られる。

1456

マエキツトガ

2017・6・10 豊川市足山田(70m)

食餌・カヤツリグサの一種(飼育)

 

前後翅、縁毛とも銀白色で、ラビアル・パルプスの側面と脚は淡褐色。

シロミャクツトガ(未)は縁毛が黒褐色。記録はやや少なめ

1466

シロツトガ

2015・6・6 豊川市足山田(70m)

食餌・ガマ

 

前翅は白一色のものから小黒点のあるもの、写真のように薄黄色の線が出るものもいる。脚は白い。

愛知県の記録は比較的多め。

1469

ウスギンツトガ

2018・8・3豊根村坂宇場(1150m)

食餌・ウシノケグサ

 

前種らに似るが静止形は細く、脚は淡金色で触角も銀色。ミヤマウスギンツトガに似るがそちらは愛知県では未記録。本種は愛知県の記録は少なめ。1492

オオメイガの一種

2015・8・15 豊川市萩地区(190m)

食餌・

 

比較ということでオオメイガ亜科の一種。

胸部に長毛を有する。

 

サツマツトガ

2020・5・27 豊川市千両町(150m)

食餌・

 

中横線は横脈下縁で内側に大きく屈曲し、この部分に黒色斑をあらわす。前縁基部は暗色。

やや少なめか。

1473

フタオレツトガ

2022・6・18 設楽町裏谷(920m)

食餌・

 

前翅は灰白色で褐色鱗を粗く散布する。中横線は横脈付近と後縁手前で大きく屈曲する。亜外縁線は弧状となる。やや少ない。

1472

キスジツトガ

2020・7・31 設楽町田峯(620m)

食餌・

 

ヒメキスジツトガに似るが一回り大きい。前翅中央の黒紋はやや細長く、傾斜が強い。亜外縁線は後縁で、より外側で終わる。

愛知県の記録はやや少ない 1477

ヒメキスジツトガ

2018・6・29 豊川市千両町(150m)

食餌・カンスゲの一種

 

キスジツトガ(未)に似るが小さく、

コンマ型の黒色紋はより太い。亜外縁線は後縁寄りで内側に入る。

愛知県の記録は少ない。

1476

ウスクロスジツトガ

2020・5・30 設楽町三都橋(620m)

食餌・メヒシバ

 クロスジツトガに似るが無数にある黒条の間隔が狭く、亜外縁の銀白色線は2条。東北(岩手)には酷似するウスキバネツトガがいる。

本種は低山地から普通に見られる。

1480

クロスジツトガ

2015・8・31豊川市本宮山頂(750m)

食餌・

 

前種に似た雰囲気だが、黒条数は少なく亜外縁線は1本。

前種より少し標高が高いところでよく見かける。

1514

テンスジツトガ

2018・8・14豊根村坂宇場(1150m)

食餌・

 

白地に不規則に小黒点を散りばめる。亜外縁に2条の褐色線が走るが、個体によっては不明瞭。

山地ではいたって普通に見られる。

1483

ナカモンツトガ

2017・5・19 豊川市萩地区(150m)

食餌・

 

亜外縁線は前種に似るが、全体的にうす汚れて見える。開合部中央付近に2本のぼやけた黒条。クロマダラツトガは本種に統合された。各地で普通に見られる。1484

シロスジツトガ

2018・5・29 豊川市平尾町(65m)

食餌・

 

太い白い筋の後縁側(静止時は上部)は比較的滑らか。

各地で普通に見られる。

1493

ニセシロスジツトガ

2023・8・25 設楽町津具(1070m)

食餌・

 

前種に似るが大きな白い筋の中央の突き出しは深い。

前種と同じ位見られるが、記録はこちらの方がやや少ない。

1494

ナカグロツトガ

2017・4・29 豊川市萩地区(150m)

食餌・

 

前縁後縁とも白く、中央に褐色条が走る。

やや普通くらいか。

1496

ヨシツトガ

2021・6・20 豊川市平尾町(65m)

食餌・ヨシ ツルヨシ

 

比較的大型で黄土色の地色に銀鱗粉を筋状に散布する。

ヨシがあれば普通に見られる。

1458

ニカメイガ♂?

2017・7・14 豊川市千両町(290m)

食餌・イネ マコモ ヨシ

 

翅の広さからオオバツトガも検討したが、分布から考えるとニカメイガが妥当と判断。

愛知県の記録は普通

1459

ニカメイガ♀

2022・8・27 豊川市平尾町(64m)

食餌・イネ マコモ ヨシ

 

♀は♂に比べて色が淡く、淡茶褐色となる場合が多い。よく似たニカメイガモドキの♀は淡黄褐色~淡い黒褐色で茶色味を帯びないとされるが、褐色と茶色はどう違うのだろう?

クロフタオビツトガ

2015・6・7 豊川市金沢(50m)

食餌・メヒシバ

 

前翅地色は淡黄褐色~黒褐色と個体差が大きい。外横線と亜外縁線は大きく曲がるが、淡色の個体では不明瞭。平地で多く見られる。

1518

スジツトガ

2022・5・23 豊川市平尾町(64m)

食餌・ススキ ヨシ オギ

 

斑紋はキヨトウ類を思わせる。横脈下端の1黒点が目立つ。

 

愛知県ではやや少ない

1463

シバツトガ

2023・9・24 豊川市曙地区(20m)

食餌・シバ

 

亜外縁線はほぼ直線状で、外縁の銀色が目立つ。中央部の濃色斑は個体差がある。

各地にいたって普通。

1519

ナガハマツトガ

2017・9・23 豊川市平尾町(65m)

食餌・

 

淡色部に二つのVラインが並ぶ。

 

各地で普通とされる。

1520

 

ツトガ

2015・9・2 豊川市萩地区(150m)

食餌・イネ シバ 他イネ科植物

 

この仲間で最大。白い線と黒い破線を持つ。

各地にいたって普通。

1521

未同定1

2015・8・7 豊川市上長山(94m)

食餌・

 

外縁に黒点列があり、亜外縁線はうっとすらと浮かぶ。

愛知県の記録がある未撮影のツトガ亜科

 

ソトモンツトガ ニセソトモンツトガの四国における代置種とされる 稀?

カナサンツトガ キオビカナサンツトガに似るが中横帯の内側にも黄色帯 稀

クドウツトガ 灰褐色~濃褐色に褐色鱗を散布する  少ない

ニカメイガモドキ ニカメイガに似る 全体的に濃色 やや少なめ

ゴマフツトガ 前翅は幅広く短い 黒褐色の各種斑紋が良く目立つ 少なめ

チャバネツトガ 前翅は茶褐色で後縁と中室下縁に淡色帯がある 少なめ

シロミャクツトガ 一化の個体は淡褐色地に翅脈に沿う白条がある 少ない

イツトガ  小型で淡褐色 亜外縁線は黒い破線状となる 少なめ

ウスキバネツトガ ウスクロスジツトガと外見での区別は困難 少ない

シロフタスジツトガ ギンスジツトガよりも中央の白銀線が細い 少ない

ギンスジツトガ シロスジツトガ風だが太銀帯は細い銀帯に囲まれる 少ない

フトシロスジツトガ ニセシロスジツトガ等に似るが銀帯は広い 少ない

ウスグロツトガ 銀帯は細目で2本が斜に走る 少なめ

ヒメフタテンツトガ シロスジツトガの銀帯が途中で切れる感じ 少なめ