ユミモンマルハキバガ

2019・4・6 新城市富岡(120m)

食餌・サクラ属 カバノキ属 他

 暗色型と明色型があり後者の方が大きい。東北(岩手)でのみ記録されているミヤマユミモンは前縁が赤みがかかった褐色で美しい。

以前は少なかったが、最近増えていそう。 1107-2

サンショウヒラタマルハキバガ

2020・7・18 設楽町田峯(620m)

食餌・サンショウ イヌザンショウ

 

前翅地色は淡灰褐色~淡黄褐色で、暗褐色の弓状紋が目立つ。外縁には等間隔に5つの暗褐色斑が並ぶ。

愛知県の記録は少ない

1107

クロカギヒラタマルハキバガ

2024・4・13 豊根村三沢(1050m)

食餌・サンショウ

 

前種より一回り小さく、前翅地色は赤銅褐色。中室端に1個の小白点を持つ。頭部や基部1/10・前縁は乳白色で、個体により赤みを持つ。愛知県の記録ではやや普通くらい 1110

チャマダラマルハキバガ

2023・8・11豊根村坂宇場(1220m)

食餌・オトギリソウ

 前翅は暗褐色で前縁を中心に灰白色鱗を散らす。基半部の後縁側は広く灰白色鱗が無い部分があり、その部分が三角、あるいは菱形に見える。ラビアル・パルプスは長く糸を引く。愛知県では1例目  1117-8

モンシロヒラタマルハキバガ

2017・6.2 豊川市千両町(95m)

食餌・

 

 前縁中程に黒い逆三角形のあるキバガ系は何種かいるが、本種は基部も黒く平べったい。

目立つ色彩の割には記録は多くない

1114                     

フタテンヒラタマルハキバガ

2019・9・28豊根村坂宇場(1150m)

食餌・

 

翅全体にひび割れのような模様がある。また中室内に2個の黒点が目立つ。

愛知県の記録は少なめ

1105

ムジチャヒラタマルハキバガ 

2018-6-9豊根村坂宇場(1150m)

食餌・

 一様に焦げ茶色の前翅だが、内側2/3付近まで黄土色ががった鱗粉が混じる。頭の側面と後端は黄色。

 愛知県の記録は少ない

1118 

シロホシマルハキバガ

2015-8-18豊川市御津山(80m)

食餌・ヨモギ

 前翅基部1/10は乳白色でその外に暗色影が目立つ。中室中央に黒小点が2つ斜めに並ぶ。白点の外側には不明瞭な三角斑が現れるが赤褐色条は無い。記録は少なそう。

1115

ヨモギヒラタマルハキバガ

2020・5・1豊根村坂宇場(1150m)

食餌・ヨモギ

 

基部1/0は乳白色。その外に黒小点を4つずつ、更にその外に白色小点が2つ並ぶ。シロホシに酷似する個体もいて交尾器の確認が必要とされる。

記録は少なめ。1112

ウスマダラヒラタマルハキバガ

2023・5・18 豊川市足山田(70m)

食餌・

 

地色は灰褐色~褐色で基部1/10はより灰色実が強い。暗褐色の三角紋は輪郭が不明瞭で前縁には届かない。その下側に赤褐色鱗を散らす。

愛知県の記録は少ない 1109

イハラマルハキバガ

2023・8・17豊根村坂宇場(990m)

食餌・ヤナギ属(海外知見)

 色調は前種に似て暗灰褐色。前翅基部1/10はやや淡色で、その外側後縁寄りは暗色みを増す。2個の小黒点と白色点の間は赤褐色の縦条となる。愛知県の記録は見当たらない。

1116-2

マエジロヒラタマルハキバガ

2021・9・2 豊根村坂宇場(1150m)

食餌・ミズナラ

 下唇髭第2節は黒色で頭部全面を塞ぐように目立つ。基部1/10と前縁基部寄りは乳白色~淡黄色。中室内に黒褐色に縁取りされた白色点がある。愛知県の記録は少ない

1122

デコボコマルハキバガ

2015・6・13 豊川市千両町(120m)

食餌・コナラ ミズナラ

 下唇髭は太く頭部全面を塞ぐように目立つ。マエジロヒラタに似るが胸部や前縁が灰白色や淡褐色にならない。基部1/10に横帯は出ない。

記録はやや少なめだが普通。

1124

オオクロミャクマルハキバガ

2021・10・30豊根村坂宇場(1250m)

食餌・

 

クロミャクマルハキバガに似るが静止長で15㍉を超える大型種。翅脈やひだは暗褐色だが、ところどころ淡色鱗で途切れる

県内の記録は近年1例あり 1125-2

タカムクマルハキバガ

2015・5・15 豊川市平尾町(64m)

食餌・

 淡灰褐色の地色の中室内に暗褐色の三角斑があり、その内側に小黒点。その背方のやや外側には褐色に縁どられた小白点がある。

やや少なめくらいか。

1116

シノノメマルハキバガ

2024・4・13 豊根村三沢(1050m)

食餌・ゴボウ

 

前翅は淡黄褐色~乳白色で全体にまばらな暗褐色点を散らす。前種にやや似るが小白点を欠く。暗色の大きな三角斑の大きさには個体差がある。愛知県では少ない 1099-2

アケボマルハキバガ

2017・6・17  豊川市東上(120m)

食餌・ヤグルマギク(海外知見)

 

前縁の中央やや基部寄りに2~3つの濃褐色の斑があり、その下方中央付近に白斑が認められる

市内では複数回観察している

1118-2

ミカンヒラタマルハキバガ

2015-8-18 豊川市御津山(80m)

食餌・ミカン類。

 頭部・触角・胸部と前翅1/10は黒いが小楯板は前翅の地色と同じ。

基部3/5と翅頂部に黒褐色斑。

豊川市では数回記録しているが愛知県の記録は不明

1119

未同定1

2018・9・28豊根村坂宇場(1150m)

食餌・

 

銀灰色地に黒の短条が多く走る。

 

 

未同定2

2018・9・16豊根村坂宇場(1150m)

食餌・

 

明るい灰色地で、室内の2黒点と基部寄りに1つの黒点以外にほぼ無紋。ウスイハラマルハキバガが候補になるのだろうか?

未同定3

2021・3・27豊根村坂宇場(1150m)

食餌・

 

中室内の2黒点は下の方が長い。前翅は淡灰色で全体に雲紋模様がある

フタクロボシハビロキバガ

2017・8・25 豊川市平尾町(65m)

食餌・サルトリイバラ ウメ 他

 

ヒゲナガキバガ科だが、似た雰囲気なのでこちらにも掲載。

やや少なめ

1235

キマダラヒラタマルハキバガ

2015・8・15 豊川市萩地区(200m)

食餌・セリ

 

平たくないヒラタマルハキバガ

シロズヒラタにやや似るが、頭や胸は共に黄褐色で縁毛の先端は暗褐色。各地で普通に見られる

1130

ネズミエグリキバガ  

2015・8・8 豊川市足山田(70m)

食餌・ガマズミ カマツカ 他

 オオエグリに酷似するが一回り以上小さい。

小さくて目立たないが普通に見られる

1128

オオエグリキバガ

2020・8・13豊根村坂宇場(1150m)

食餌・ミズナラ カシワ アカザ

 

前種に似るが静止長が10㍉を超える。

ネズミエグリに比べると随分少ない

1127