ウスバフユシャク♂
2019・1・13 豊川市御津山(90m)
食餌・ウメ サクラ類 他広食性
クロテンに似るが外横線が前縁下での曲がりが緩やか。ウスモンに比べ翅頂からの斜線が目立つ。低山地を中心に記録されている普通種。
2156
クロテンフユシャク♂
2022・12・3 設楽町裏谷(920m)
食餌・クリ コナラ クヌギ 他
前種に似るが外横線が前縁下で角度をつけて曲がる。
横脈紋は大きく目立つものが多いが個体差があるという。
愛知県では記録は多い普通種 2155
ホソウスバフユシャク♂
2020・3・1 豊川市千両町(40m)
食餌・コナラ クヌギ 他広食性
前種にやや似るが内横線が曲がり、翅頂からり斜線は痕跡程度。外横線は薄めだが翅脈上で短条となる。冬と言うよりも早春に現れる普通種。
2159
ウスモンフユシャク♂
2021・1・30 豊川市千両町(50m)
食餌・アベマキ カシワ 他
前縁下で曲がる外横線はクロテンフユシャクに似るが、翅頂から出る暗色影や横脈紋は目立たない。
記録はやや少なめだが普通種とされる 2160
シロオビフユシャク♂
2022・12・3 設楽町裏谷(920m)
食餌・コナラ クヌギ サクラ 他
平地の個体は前翅の幅が広くて淡色。山地のものは幅が狭くて濃色になるとされる。平地から山地まで普通種だががそれほど多くは無い。2152
クロバネフユシャク♂?
2020・12・28豊川市千両町(150m)
食餌・コナラ クヌギ
斑紋は前種に似るが地色は暗く、前縁は中央がやや凹みがちになる。外横線のR1脈上での曲がりは前種より鈍角。愛知県の記録は少なめ
2153
シロフフユエダシャク♂
2021・2・13 新城市富岡(120m)
食餌・クリ コナラ アベマキ 他
色彩変化は大きい。
外横線が大きく数回曲がりくねる。
愛知県の記録は多い
2821
ヒロバフユエダシャク
2020・2・21 新城市桜淵(45m)
食餌・クリ サクラ 他広食性
早春に出現する低地性のフユエダシャク。酷似する種が3種ほどいるが、いずれも山地性。本種は立春を過ぎた頃より記録されている。
2817
ナカジマフユエダシャク
2022・12・3 設楽町裏谷(920m)
食餌・ケヤキで飼育可能
前種に似るが山地性で出現も晩秋から初冬となる。全体に淡色で横線はより明瞭、外横線の外側に褐色帯がある。愛知県の記録は少ない。
2817-2
チャオビフユエダシャク
2021・2・19 豊川市千両町(50m)
食餌・コナラ
比較的大型で外横線と亜外縁線の間が濃色となる。この帯が不明瞭となる型もある。
立春過ぎくらいに普通にみられる
2825
チャバネフユエダシャク♂
2023・1・5 豊川市千両町(50m)
食餌・サクラ コナラ 他広食性
この仲間では大型で初冬に現れる。山地のマツ科につくオオチャバネフユエダシャク(未)に似るが外横線は余り曲がらない。
普通種とされる。 2823
シモフリトゲエダシャク
2024・1・19 豊川市平尾町(65m)
食餌・ヤナギ科 ブナ科 他広食性
フユシャクの仲間としては大型。前翅の内横線は2ヶ所で大きく湾曲、外横線は鋸歯状で、後縁付近で中横線に接近するも、各横線は目立ちにくい。早春の普通種。
2826
ナミスジフユナミシャク♂
2017・12・23 豊川市平尾町(65m)
食餌・クヌギ コナラ アラカシ他
♀の翅は小さい。
酷似するヒメクロオビは山地性。
本種は山麓部からみられる普通種。
2499
クロオビフユナミシャク♂
2022・12・28 新城市富岡(120m)
食餌・クヌギ コナラ アラカシ等
内横線付近の濃淡の差が無く一様に黒っぽい個体。
2499
ナミスジフユナミシャク♂
2022・12・3 設楽町裏谷(920m)
食餌・各種広葉樹
翅形は丸みを帯び、中横線と外横線の間が濃色となる。翅頂からの短条は認められない。岐阜・埼玉・新潟ではよく似たユキノコフユナミシャクが最近記録された。本種は山地から平地まで多い。2495
ナカオビアキナミシャク
2021・12・3 豊川市千両町(50m)
食餌・リョウブ
晩秋~初冬に夜の林縁・林道で沢山見られる。♀も同様に飛べる。
冬尺蛾には入っていない。
2503
ナカオビアキナミシャク
2021・12・3 豊川市宮路山(200m)
食餌・リョウブ
翅表のコントラストが弱い個体は次種に似た印象を受ける。
2503
クロスジフユエダシャク♂
2015・11・28 愛知県平尾町(70m)
食餌・クリ コナラ クヌギ 他
♂は初冬の昼間に林間を飛ぶ。内横線が目立つ個体もいる。
記録は多い程ではないが、市内では時として多く見られる。
2822
イチモジフユナミシャク♂
2023・1・5 豊川市千両町(50m)
食餌・ケヤキ サクラ ハルニレ他
前種に似た雰囲気だが、外横線に近いところに小さな横脈紋が現れる。また亜外縁線も認められる。
愛知県での正式な記録は2022年。
2496
ウスバフユシャク♀
2019・1・13 豊川市御津山(90m)
食餌・各種広葉樹
♀同士は外観では同定が難しい種類が多い。
この個体はウスバフユシャク♂と交尾していたもの。
アキナミシャク
2021・10・30豊根村坂宇場(1250m)
食餌・
前種に似るがより大型で地色は銀白色。山地性。冬尺蛾ではない。
愛知県の記録は少ない
2501
愛知県で記録のあるこの仲間
ユキムカエフユシャク 少ない 初冬 山地性
シロオビフユシャクに似るが外横線の外への曲がりが少ない
スジモンフユシャク 少なめ 早春
シロオビフユシャク等に似るが茶色みを帯びる モミに依存する種
フタスジフユシャク 少なめ 初冬 記録は山地のみ
ウスバフユシャクに似るが内外横線が明瞭に現れる
オオナミフユナミシャク ナミスジフユナミシャクと統合された
ミヤマフユナミシャク 少なめ 晩秋~初冬
カラマツに依存する種で山地性
ヒメクロオビフユナミシャク 少ない イヌブナ ブナ 初冬
クロオビフユナミシャクに似るが中央帯は後縁近くで外側に角張る。触角の枝が倍くらい長いことが一番見分け易そう。
シロトゲエダシャク やや普通 早春
前翅は灰白色で3本の横線が目立つ。他種よりも活動時間が遅い。