ヤマトカギバ
2017・5・5 豊川市萩地区(240m)
食餌・コナラ クヌギ クリ 他
灰色の翅表に二本の淡色に縁取られた褐色線がある。裏面にも線と横脈紋が見て取れる。平地から山地まで普通に見られる。
2084
エゾカギバ
2020・9・19 設楽町田峯(620m)
食餌・ブナ ミズナラ 他
ヤマトカギバに酷似するがこちらは山地性。裏面は前種と違い一様に黄褐色。
山地では普通に見られる
2085
ヒメハイイロカギバ
2020・6・6 豊川市平尾町(65m)
食餌・クルミ サワグルミ
前二種に色合いは似るが、翅を丸めたような形で静止する小型の種。クルミが近くにある所では比較的普通に見られる。
2083
マエキカギバ
2020・6・4 豊川市千両町(150m)
食餌・コナラ クヌギ クリ 他
翅表の中央付近に淡色の小斑紋が5~6個かたまっている。ヤマトカギバと共に平地から山地まで多い種。
2080
ウスオビカギバ
2022・8・15 設楽町裏谷(920m)
食餌・シラカバ ダケカンバ
マエキカギバに似るが淡色の小斑紋の付近が濃色に見え、外縁部は帯状に青黒い。山地ではそこそこ見られるが多くない。
2087
オビカギバ
2020・5・30 設楽町田峯(620m)
食餌・ヤシャブシ ヤマハンノキ他
何本もの横線があるカギバガで山麓部でも見られるが山地には多い。
2088
オガサワラカギバ
2020・5・29 設楽町三都橋(620m)
食餌・オニグルミ サワシバ 他
皺が寄ったような斑紋の種。横脈紋は2つの黒点が目立つ。
愛知県の記録はやや少なめなくらい。2081
マンレイカギバ
2021・6・18豊根村坂宇場(1150m)
食餌・カマツカ
オガサワラカギバより褐色味があり、横脈紋は1つのみ目立つ。
愛知県の記録は少なめ
2082
ギンモンカギバ
2021・8・8豊根村坂宇場(1000m)
食餌・ヌルデ
上品なベージュ色のカギバガで普通種とされる。赤褐色の横脈紋は長方形状で上方は黒褐色となる。
2091
ウスイロカギバ
2019・8・10豊根村坂宇場(1150m)
食餌・ウルシ ヤマウルシ
前種のように前翅中央付近に紋のあるタイプもいるが、丸型で細くならない。
ギンモンカギバより少なめ
2092
ウコンカギバ
2015・9・4 豊川市上長山
食餌・コナラ クヌギ シイ 他
晩春から晩秋まで普通に見られるが、ウコンカギバとヒメウコンカギバの二種に分けられる。ヒメウコンの方が小さめで黒みが強いとされるが、正確な同定には解剖が必要とされる。 2089
ヒメウコンカギバ ?
2021・10・14 豊川市平尾町(65m)
食餌・スダジイ イヌシデ?
前種に似るが♂で開長30㍉程度と一回り小型。より濃色で翅頂下の黒斑の周囲は更に濃色になる。
愛知県の記録は少なめ
2090
アシベニカギバ
2020・6・2 設楽町三都橋(620m)
食餌・ガマズミ サンゴシュ 他
小さめのカギバガで色彩の変異が大きい。前翅の横脈紋に細い「く」の字が現れる。外縁中央部は突出する。平地から山地まで記録は多い。
2105
アシベニカギバ
2017・7・13 豊川市平尾町(72m)
全体が茶褐色でクロスジカギバに似た個体。外横線が後縁近くで外側に曲がっているので本種と判断。
2105
オキナワカギバ
2017・9・23 豊川市平尾町(72m)
食餌・サンゴジュ ハクサンボク
アシベニカギバに似るが横脈紋が「く」の字にならず、外縁のカギの下の突出が弱い。
愛知県での記録は少ない。
2106
アカウラカギバ
2023・11・3 豊川市足山田(70m)
食餌・ユズリハ
翅表は独特で似た種はいない。脚や裏面はアシベニカギバより更に赤く真っ赤。過去の記録自体はさほど多くないが、近年では普通種。
2109
ウスギヌカギバ
2024・4・20 豊川市足山田(70m)
食餌・コナラ クヌギ アラカシ他
特徴的な模様で他の科に似たものはいない。晩春から秋まで普通に見られる。
2101
モンウスギヌカギバ
2016・5・11 豊川市足山田(70m)
食餌・アラカシ シラカシ
ウスギヌカギバに似た雰囲気だが、前翅の斑紋がある種の虫に見えるような斑紋となっている。普通種とされるが、前種に比べると少ない。
2102
ヒトツメカギバ
2021・9・11豊根村坂宇場(1150m)
食餌・ミズキ クマノミズキ
ウスギヌカギバに少し似るが後翅に銀紋が複数列に並ぶ。愛知県の記録はやや少なめか。豊川市でも記録されている。
2100
マダラカギバ
2021・6・25豊根村坂宇場(1150m)
食餌・ミズキ クマノミズキ 他
ヒトツメカギバの斑紋を濃く派手にしたような印象のカギバガ。山地で見られるが少なめ。
2099
スカシカギバ
2023・5・20 設楽町田峯(620m)
食餌・クヌギ ウバメガシ 他
大きめのカギバガで大きな半透明な紋を持ち、似た種はいない。普通種とされるがそれほど見ない印象。
2109
ホシベッコウカギバ
2018・9・16豊根村坂宇場(1150m)
食餌・クマノミズキ ヤマボウシ
知らなければカギバガ亜科とは思えないような種類。自身はこれ一例のみで、愛知県ではやや少なめ。
2098
フタテンシロカギバ
2018・8・14豊根村坂宇場(1150m)
食餌・ミズキ クマノミズキ
薄茶色の内外横線の間に二つの点があるカギバガだが、点が一つだけのものもいる。シャクガを思わせる雰囲気。愛知県の記録は少ない
2097
オオカギバ
2023・6・18豊根村坂宇場(1220m)
食餌・ウリノキ
カギバガ科の中の最大種で灰白色の地に暗灰色の帯が並ぶ。
愛知県の記録は少ない
2110
ギンスジカギバ
2021・6・11 設楽町川合(230m)
食餌・ウリノキが知られる
オオカギバガ亜科に分類される種類。焦げ茶色の地色にナメクジが這ったような銀色の細い筋を散らす。愛知県の記録はやや少なめ。
2111
カギバモドキ
2021・8・8豊根村坂宇場(1000m)
食餌・ナツツバキ ヒメシャラ
オビカギバに雰囲気は似るが胴が太いカイコガ科の種
愛知県の記録は少なめ
2986
未掲載で愛知県での記録が確認出来ている種
オオギンモンカギバ・ナカモンカギバ・クロスジカギバ・オオカギバ